MY BIKE ランドナー
(ALPS QUICKACE)2007.5.9 更新
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1972年7月購入 |
パーツなど | オーダー当初 | 現在 | |
フレーム | スケルトン | フレームサイズ:550mm(C-T) | ← |
素材など | ハイテンション鋼、ストドロエンド | ← | |
工作 | カンティブレーキ台座、変速レバー台座、 ゴム引きチェーンプロテクター、チェーンフック、 輪行用ヘッドクィック |
輪行用ヘッドクィックは廃止 | |
塗装 | メタリックイエロー | メタブラウン | |
ホイール系 | ハブ | SHIMANO L・Qハブ(36H) | ← |
リム | KAGA 軽リム (26x13/8) | UKAI LA 軽リム (26x13/8) | |
タイヤ | SOYO (26x11/2) | MITUBOSHI BELT TRIMLINE(26x11/2) | |
マッドガード | 軽・亀甲ガード650B用(リア輪行加工) | 軽・亀甲ガード650A用(リア輪行加工) | |
駆動系 | チェーンリング | SUGINO PRODYNAMIC(49-44-32T) | SUGINO PX(48-40-26T) |
クランク | SUGINO PRODYNAMIC 165mm | ← | |
スプロケット | SUNTOUR 14−16−18−21−24T(5速) | ← | |
ペダル | Lyotard Ruttrap | KYOKUTO PROACE ROAD | |
トゥークリップ | MIKASIMA | Christophe | |
ストラップ | MIKASIMA | ← | |
変速系 | フロント・ディレイラー | SUNTOUR COMPE-V | SUNTOUR SL |
リア・ディレイラー | Simplex Prestige | ← | |
ブレーキ系 | ブレーキ | MAFAC Criterium | ← |
ブレーキレバー | DIA COMPE | SHIMANO DURA ACE レバー穴あき | |
ハンドル系 | ハンドルバー | NITTO UNIVERSIADE | NITTO ランドナーバー |
ハンドルステム | GB (70mm?) | NITTO PEARL 8 | |
サドル系 | サドル | BROOKS FLYER | BROOKS B5N |
シートピラー | 軽ピラー | FUJITA HUPEL RIDER | |
電装系 | バッテリーライト | National 探見ライトFF-199SB(単1型) | National 探見ライト(単2型) |
ヘッドライト | 無 | SANYO DYNAPOWERライト | |
テールリフレクター | CATEYE丸形 | CIBIE | |
ダイナモ | 無 | SANYO DYNAPOWER | |
その他 | フロントキャリア | ALPS ROVERキャリア(パイプ) | フロントキャリア(パイプ) |
リアキャリア | カンティ台座止めキャリア(パイプ) | ← | |
ベル | チンカンベル | ← | |
インフレーター | PRIMAS | ZEFAL Solibloc Coorse |
1.オーダーに関する思い入れ
1972年からずっと所有し続けている輪行仕様の名車です。
高校1年の終わりごろ本格的なサイクリングに目覚め、自転車の師匠のお店で手に入れたのが城東輪業社のワンダーフォーゲル号でした。これは良くできたランドナーで、通学やサイクリングに活躍しました。しかしその実状は鉄リム・コッタードの鉄クランクという重い自転車でした。そして前後輪ともナットをスパナでゆるめて外すなど輪行に時間がかかるため難儀をしてました。
師匠の店に集う人達の自転車はすでにトーエイ車が多く、カンパニョロやおフランス製のパーツが満載でした。私はそこまでは凝りはしないけれど、軽合金部品(アルミパーツ)にしたかったし、走る時間も限られてましたので、輪行しやすい自転車が欲しかったのです。
当時フレームが分割できるデモンタブル自転車がナショナルから出てはいましたが、私は前フォーク抜きの輪行専用車として売り出し中であったALPS QUICKACEが欲しくて欲しくてたまりませんでした。そのため大学もQUICKACEがオーダーできる東京か京都の大学を目指していました(^^ゞ
アルプス・クィックエース・輪行状態
思い入れの甲斐あって京都の大学に受かった私は春休み中バイトに専念し、ALPS QUICKACEをスポーツサイクル・ヤマネさんでオーダーしました。そのため大学時代は何かにつけ、山根徳太郎さんにお世話になったものでした。
その山根さんも最近お亡くなりになり、この3月1日には本体のアルプスさんまで廃業され、時代の流れとはいえ、この自転車はますます貴重な存在になりました。
また当時のニューサイクリングを調べていましたら、最近なにかとお世話になっているカトーサイクルさんもアルプスを扱ってらしたようです。
1971.2のニューサイより
2.オーダー・コンセプト
思い入れのとおり、輪行しやすいことが第一条件でした。そのためハブもウィングナットではなくクィックレリーズにしました。
大学ではサイクリングクラブに入りました。夏休みにはテントを積んで長期ツーリングに出かけるためキャンピング仕様が必須でした。また長距離ツーリングのトラブルに対処しやすいことも念頭に置いて、フレンチバルブ(仏式)ではなくウッズバルブ(英式)にしました。
ウィングナット
3.変遷・現況
大学卒業後はフレームの再塗装とダイナモ・ダイナパワーを付けるなどの改良を行い、独身時代は乗り続けましたが、結婚後は近所をポタする程度でした。
97年にサイクリングの復活を果たしましたが、主力は先代パスハンターのMTBに変わってしまいました。15年のブランクによる体力低下とMTBによるスタイル変化のせいでした。名実ともにランドナーは絶滅の危機に瀕していました。それでも98年からニフティのランドナーオフへは3回参加し、それなりに健在ぶりは示しました。
その間、体力低下をカバーするためインナーを32から28にするためSUGINO PXに替えたりなど、バージョンアップははかっていますが、MAFAC Criteriumブレーキの効きは殺人的に悪いし、トゥークリップストラップにサイズ的に合う靴もなくなってしまいました。
フレームを塗装し直すとかフレームをクロモリにして作り直すかとか考えたこともありますが、峠越えはパスハン、山道はMTBしか使わず、1年に1度乗るかどうかという現状なら動態保存がベストだろうと思っています。