八郎峠はちろうとうげ、熊野古道) 190m (2012.12.8) マピオン地図 2.5万図

和歌山県串本町上田原ー那智勝浦町中里

和歌山県串本町上田原と那智勝浦町中里の間にある熊野古道・大辺路(おおへち)の八郎峠越えルートにある峠。中里に置いた車まで戻るのに越えた。

清水峠から下った本道はこのまま古座へと向かうが、地蔵峠・八郎峠越えルートの脇道へ行くために国道42号線の堂道橋から右折し、県道234号線に入った。

国道42号線・堂道橋を右折(11:07)



県道234号線で田原川沿いを遡る。佐部付近で地蔵峠から下りてきた脇道と出会い、秀田橋(しゅんでばし)では三角マークの熊野古道の標識が再び現れた。熊野古道は途中から県道を離れ、山間に入っていく。

県道234号線(11:13) 秀田地蔵と秀田橋。熊野古道の標識(11:15)
山間に入っていく(11:19) 道分地蔵(11:25)



下の写真の場所から山道へ突入する。ちなみにここで昼食をとったため20分費やした。

山道へ(11:27) 昼食後に突入(11:47)
(11:49)



登り始めは何度かスイッチバックを繰り返す。やがて尾根道を登るようになる。ということは「峠の表裏理論」ではこちらは裏側にあたるようだ。長井坂のような段築の道もあって楽しい。しかし尾根筋にしては眺めがない。

スイッチバック(11:52)
段築の道を登る(12:00) 尾根筋(12:19)



頂上近くになった頃、山道整備をしている人たちに出会った。お疲れさま。そしてありがとう。あなた方がいなければ、特に私のような自転車持参者はここへは辿り着けない。それからも尾根筋のアップダウンを繰り返しながら、峠に近づいていく。ここまで登ると、さすがに海も見えるようになった。

山道整備をしている人たち(12:25) 尾根筋(12:30)
海も見えた(12:41) 尾根筋(12:49)



そして、ついに峠に到着である。麓からは1時間半近くかかった。峠には石組みでガードされたお地蔵さんがいた。峠から八郎山への登山道があったので行ってみた。

八郎峠(13:04)
峠のお地蔵さん
八郎山へ



峠から八郎山へ登る。峠ではないので自転車は峠に置いていった。よじ登るためのロープがあるくらい急登だったから正解だ。峠より60mほど高いだけなのにね。しかし海や麓がよく見えて気持ちよかった。「馬鹿と煙は高い所に登りたがる」諺どおりの行動である(^^ゞ

八郎山への登山道(13:08) 頂上
八郎山(13:15)



峠まで戻り、中里に向かって下る。

中里に向かって下る(13:48)



麓近くに分岐点のように標識がゴチャゴチャ立てられている所があった。上の場所には「庄道」「岡山道」という標識。下の場所には「八郎 田原」「中里麓地蔵」とある。単に行き先が表示してあるだけで分岐点ではなさそうだ。

(13:52) 「庄道」「岡山道」
「八郎 田原」「中里麓地蔵」(13:55)



あと少しである。麓付近まで来ると、乗れるようになる。それでも子抱き地蔵まで15分くらいかかっている(--;)

麓近く(14:00)
子抱き地蔵(14:16)



子抱き地蔵を過ぎると、あとは車を置いた中里公民館までまっしぐらである。浦神峠の登り口、大泰寺にも近い。

中里公民館前



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