和歌山県那智勝浦町庄−那智勝浦町浦神
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和歌山県那智勝浦町庄と浦神の間にある熊野古道・大辺路(おおへち)の峠である。 |
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熊野古道に入る |
大泰寺の門前にある「お宗旨」を読んでみると、臨済宗・妙心寺派の禅寺であることがわかる。「縁起」によると、蛇渕にいる危険な大蛇を伝教大師に封じてくれと頼んだところ、この薬師如来を彫ったというようなことが書いてある。要するに薬師如来に対する後世の作文・箔付けに過ぎない。
県道から浦神峠越えの道に入る。ところどころに「熊野古道 大辺路」の運内標識があるので迷うことはない。
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大泰寺の門前 | 「お宗旨」と「縁起」 | |
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県道との分岐点(8:02) | ところどころに標識がある |
標識の中には市屋峠の名前が出ているものもある。平惟盛ゆかり?の峠である。間もなく道がダートになった。分岐点は左へ行く。
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市屋峠 | ダート | |
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分岐点は左へ |
登りがきつくなるところに石の道標があった。「右ハやまみち 左ハ大へち」と彫ってあるようだ。砂防ダムの左を登っていくと、お地蔵さんのところで古道は山道に入る。このお地蔵さんの光背にも「右ハ山みち 左ハ大へち」と彫ってある。
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石の道標 | 右ハやまみち 左ハおおへち | |
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砂防ダムの左を登る | 山道へ(8:28) | |
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お地蔵さんにも「右ハ山みち 左ハ大へち」 |
山道は適当に骨がある。何度も折り返しを経て登っていく。
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何度も折り返す | ||
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やや尾根道 | ちょっと不安箇所 |
峠直下にあるのは石畳か?
峠は鞍部というより平らなところだ。だからだろう。「休平(やすみだいら)」という標識が立てられている。石の台座に書いてあるもの、「浦神」だけはわかるが、あとはわからない。
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峠直下 | 峠 | |
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休平(やすみだいら、峠だね) | 石の台座 | |
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峠・休平(9:00) |
峠から下る。少し下ったところから展望が開けた。峠道から海が見える。熊野古道の魅力のひとつだね。
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展望が開けた | ||
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そしてようやく山道から林道に出てきた。山道とはいえ、ここにある標識から大泰寺までは4.5km。時間にして1時間40分かかった。山道だけなら1時間14分かかっている。庄側の登りが32分かかったのに、浦神側の下りは38分もかかっている←ここ重要。
林道を下ると、舗装路キターッ!
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林道に出た(9:42) | ||
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炭焼き小屋 | 舗装路キターッ! |
さらに舗装路を下る。海蔵禅寺(かいぞうぜんじ)の先でJR紀勢本線の踏切に出ると、そこには次の清水峠への標識が出ていた。線路沿いの道である。そこは紀伊浦神駅の裏だった。
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海蔵禅寺の前を通って(9:53) | ||
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JR紀勢本線の踏切 | 清水峠への標識 | |
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紀勢本線に沿って | 紀伊浦神駅(9:55) |