市屋峠(いちやとうげ、熊野古道) 88m (2012.12.7) マピオン地図 2.5万図

和歌山県那智勝浦町市屋

和歌山県那智勝浦町市屋にある熊野古道・大辺路(おおへち)の峠である。

「みんなで歩こう熊野古道、大辺地・小辺地」によると市屋(いちや)という地名は平惟盛がこの地で一夜を過ごしたからだという。そんなもん後世の作り事に過ぎないけれど、平惟盛が出てくるのは源平合戦の合間に熊野の沖で入水自殺したからだろう。

市夜集落への入り口。2012年12月、社民党は福島みずほが党首の時代である。

市夜集落への入り口



市夜の集落へ入っていく。山際に太田神社があった。

市夜の集落へ入っていく 太田神社



太田神社の少し先、峠の登り口には市屋休憩所が設けてあった。トイレと動物のオブジェ、案内看板などがある。

峠の登り口 市屋休憩所
案内看板



峠道はふつうのシングルトラック。熊野古道といっても石畳はない。「熊野古道」の道標があるだけマイナーな街道よりはいい。

「熊野古道」の道標
麓が見える



「熊野古道」と言っても普通の山道である。でも逆に「熊野古道」だから、草木や下草を刈り取って、きちんと整備されているのかもしれない。標高差の割には急な登りをこなして峠に到着。

峠直下



峠は岩の切り通し?峠の看板とお地蔵さんが鎮座している。

峠のお地蔵さん
「市屋峠」の看板とお地蔵さん
「市屋峠」の看板とお地蔵さん



峠から下る。倒木もあってワイルドである。

峠から下る 倒木



下っていくと、与根河池(よねごいけ)に出た。池を周回していくと与根河のお地蔵さんがあった。ここから次の二河峠へ向かう。

与根河池手前 看板
与根河のお地蔵さん



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