妻木西峠(つまぎにしとうげ) 260m (2007.7.22) 地図

岐阜県多治見市笠原町上原−土岐市妻木町神宮
岐阜県多治見市笠原町上原と土岐市妻木町神宮との間にある下街道脇道(※)の峠である。

※下街道脇道:中山道は恵那から御嵩の間は大久手宿・細久手宿など山間を通り上街道と言われていた。それに対し中央本線や国道が通る土岐川筋のルートは山坂はなく名古屋に行くにも上街道より4里も近いため、上街道より往来は多かった。その下街道から瑞浪の小里で分かれ、駄知・下石・妻木・笠原から尾張の上半田・瀬戸へ抜けた道を下街道脇道といった(歴史の道調査報告書第四集より)。

土岐市から品野街道を経て念仏坂尾張坂と来た道は旧笠原町役場前へ出る。多治見市と合併して笠原振興役場となっても、陶磁器生産で栄えたかつての勢いは、その庁舎にも現れている。
多治見市笠原振興役場前(旧笠原町役場)



役場前の道をそのまま辿ると、笠原川を渡る手前の会社に・・・ 大正年間に作られた石碑のようなものがあった。



妻木へ行く道へ出てから、しばらく行き、土岐市との境の手前を右折、東方の山へ向かう。



工場の分岐を左へ登っていくと、東海環状自動車道が現れる。
自動車道を潜って、すぐの所に峠がある
峠の反対側から



峠から妻木下石(つまぎおろし)の町へ下りていく。 町中へ入ると街道は左右に分かれ、町を縦断した後、堀越峠へ向かう。


堀越峠へ