尾張坂 173m (2007.7.22) 地図
岐阜県多治見市笠原町釜
![]() |
岐阜県多治見市笠原町釜にある品野街道(※)の峠である。※品野街道(しなのかいどう):多治見市笠原町から瀬戸市品野に向かう街道で、釜から尾張坂・念仏坂を抜けて、山の尾根西を越し、上半田町へ下りた。 多治見市笠原は陶器の産地であり、陶器の原材料・製品、伊勢参りの参拝者などが、この品野街道を辿った(歴史の道調査報告書第四集より)。報告書には「幕末頃建立の酒屋と土塀の家の前の尾張坂へ至る」と書いてある。 左の写真がこの報告書に載っていた尾張坂の写真である。ここがどこかを特定するのに笠原の町中を駆け回った。 |
![]() |
![]() |
いちばん写真に近いと思った所がここ(地図)。 旧役場からまっすぐ西に来た所だし、峠のようなピークもある。 |
振り向くと旧役場と体育館が見える。 念仏坂の車道方面から来れるがつながりはスムーズではない。 |
![]() |
![]() |
同じように車道から来た所にある坂(地図)。 | 急角度で登るが、イマイチ確信が持てない。 |
![]() |
となると、先の念仏坂から辿り直すのが一番! |
![]() |
![]() |
急な坂下から、 | まっすぐ道を辿ると、第二折戸橋に着く。 |
![]() |
橋を渡ったところにある土塀と蔵?どうも酒屋くさい・・・ |
![]() |
![]() |
坂を上がり、土塀の家の前に出る。杉玉(酒屋の印)があった。 | これだけ証拠が揃ってるのに暑くて、確信が持てなかった。 |
![]() |
後で「歴史の道調査報告書」を見直してみると、蔵は建て直してでかくなっているけれど、土塀は変わっていないし、家は確かに酒屋である。 |
土塀の家 |