念仏坂+@ 185m (2007.6.23、7.22) 地図1

岐阜県多治見市笠原町梅平−多治見市笠原町釜
岐阜県多治見市笠原町梅平と釜の間にある品野街道(※)の峠である。※品野街道(しなのかいどう)多治見市笠原町から瀬戸市品野に向かう街道で、釜から尾張坂・念仏坂を抜けて、山の尾根西を越し、上半田町へ下りた。

多治見市笠原は陶器の産地であり、陶器の原材料・製品、伊勢参りの参拝者などが、この品野街道を辿った歴史の道調査報告書第四集より。現国道248号線は三河道と呼ばれ、中山道下街道の多治見池田宿から瀬戸方面へ行くのに使われたそうである。

さて、この品野街道をトレースしてみた。瀬戸市品野から国道248号線を北へ走り、広之田町の信号(上半田川口の表示あり)から右折。後から地図を見ると品野台カントリークラブ横の道が旧街道くさいと思った(ー_ー)
広之田町の信号(上半田川口の表示あり)を右折



信号から県道208号線を辿るこの辺り、東海自然歩道にもなっている。
蛇ヶ洞川を渡る手前に山越えする道への分岐があった。山越え道の奥に吉祥寺がある。



吉祥寺の横から舗装が切れた。 お墓が並んでいた



街道探索とはいえ、ダートになるとは想定外だった。だって今日はチョー暑いし、SPDサンダルデビューの日にしていたからだ。暑いのや雨は想定内だけど、素足にダートや濡れた草付き道ではかなわない。

現に車輪がはねあげた小石がサンダル内に入り込んだり、下草が触れたり、サンダルならではのデメリットを認識してしまった。

それでも足つきせずに天辺まで登り切り、サンダルを見ると、親指のところに木イチゴのようなものが挟まって、血だらけのように見えた。やはりダート道では具合が悪い(ー_ー)

道の様子



そんな山道も何とか天辺にたどり着いた。頂上?にはゲートがあった。
ゲートの向こうには舗装された車道があって、まだ高みに向かって登っていた(地図)。
そう、そこは、かさはら潮見の森への中腹地点であった。頂上まで登る気もなく、麓へと下った。



中腹にはけっこう摩滅した馬頭さんがいた。 麓のゲート
ゲート付近の看板



6月23日の探索では峠の場所が特定できなかったので、7月22日に再訪した(地図2

県道387号線に出て左(東)へ行く。 ちょっとしたピーク。6月23日にはここが念仏坂と思っていた。
梅平(うめだいら)の歩道橋脇から急坂が下っていた。



急坂を下りていくと・・・ 伊佐治製作所の横に出た。
下の車道に合流する 合流点から振り返って見たところ



梅平橋を渡り 次の坂へ向かう
坂の中腹には腰に効くという久六地蔵があった。 坂のてっぺん



地図3

坂のてっぺんにある製陶所で道を聞いてみた。 「念仏坂はどこですかぁ?」 「目の前の狭い道ですよ〜」
「えっ、そうなんですか!」 「目の前の道は急坂でえらかったので念仏を唱えて登ったのだそうですよ」
ついでにここまでの道を聞いてみると 「歩道橋の横にある狭い道が旧道でした」 おお!合ってたやんv(^^)


念仏坂
急坂なのでお念仏を唱えて登ったんだとさ!



下から振り返っても急坂なのがわかる。

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