堀越峠 260m (2007.6.23) 地図

岐阜県土岐市駄知町堀越−瑞浪市山田町上山田
岐阜県土岐市駄知町堀越と瑞浪市山田町上山田との間にある県道66号・多治見恵那線・下街道脇道(※)の峠である。

※下街道脇道:中山道は恵那から御嵩の間は大久手宿・細久手宿など山間を通り上街道と言われていた。それに対し中央本線や国道が通る土岐川筋のルートは山坂はなく名古屋に行くにも上街道より4里も近いため、上街道より往来は多かった。その下街道から瑞浪の小里で分かれ、駄知・下石・妻木・笠原から尾張の上半田・瀬戸へ抜けた道を下街道脇道といった(歴史の道調査報告書第四集より)。

多治見市笠原町から土岐市妻木町・下石町を経て駄知町に来る。駄知も陶器の町である。下街道脇道と思われる旧道を辿ると、駄知の中心部を貫く肥田川を渡る。欄干に街灯が付いた千歳橋である。

千歳橋の先には明治から昭和初期まで駄知村・町役場が置かれたという広場がある。そののち昭和58年までは法務局の出張所があったそうで、ここが町の中心だったことがわかる。
肥田川を渡る千歳橋



旧駄知村・町役場が置かれたという広場 さらに進むと八王子神社に至る
「右 曽木村鶴里村を経て三河に至る、 前 下石を経て多治見、 左 瑞浪・岩村」の道標



八王子神社から「左 瑞浪・岩村」方面へ登っていくと、現県道66号線のガードが見えてきた。



ガードを潜って県道へ上がると、そこが峠であった。
反対側を向いて写す。信号交差点を左折したところに「堀越」のバス停があった。