使用バイクは何がいい?              

     
          2002.5.6  更新


マウンテンバイク | ロードレーサー | ランドナー | スポルティーフ | パスハンター
使用バイクは何がいい?って自転車で遊ぶという命題からするとママチャリでも何でもいいわけですが、
より速く、より快適に走ろうとするとそれなりのバイクに乗った方が快適なのは間違いありません。




マウンテンバイク

アメリカ西海岸の若者達が裏山のトレイルを走り回るために作った自転車が発祥となっています。その歴史は20年にも満たないのですが、今や超人気車種となって、これ1台あれば色々なことができます。



ご参考写真(GIANT MCM team)

その特徴は
・太くて頑丈なフレーム
・極太タイヤ(26×1.5以上)
・MTB用ハンドル(ストレートハンドル・アップハンドル)
・強力なブレーキ(Vブレーキ、ディスクブレーキ)
・多段式ギア(フロント3段Xリア7段以上)

などです。文字通り山道を走るために生まれたので路面のデコボコの吸収も良く、車道と歩道の段差が多い街乗りにも最適です。ウィークポイントはオフロード用の極太ブロックタイヤは路面抵抗が大きくてオンロードで走りにくいことです。最近はオートバイのようにサスペンション付きのものが増えましたし、タイヤもブロックの少ないオンロード用に変えると速く楽に走れるようになります。

なお、スーパー・DYIなどで安値で売っているのはMTBルック車といってフレームが一般車なみの強度であったり部品の質が落としてあったりというバイクです。「オフロードは走れません」と表示してあるとおりそのまま山に行くと危険な場合がありますのでサイクルショップで信頼できるものを購入されたほうがよろしいでしょう。





ロードレーサー

スポーツサイクル黎明期からあった型で、ロードレースをするために作られたバイクです。しかし山の中や峠でもこれだけ舗装されてくるとオンロード走行ならロードレーサーが一番かなって感もしてきます。



ご参考写真(カーボンロード

その特徴は
・車重が10kg前後と軽量であること
・路面抵抗の少ない細いタイヤ(700Cチューブラ、WO)
・ドロップハンドル
・多段式ギア(フロント2段or3段Xリア8段以上)

とにかく「軽さ命」ってバイクです。持って軽い、走っても軽い。軽いということは速く走れるということで世界の超一流選手にかかるとアルプス・ピレネー越えを含めたツール・ド・フランスの平均速度が39km台だっていうから凄いでしょ。ウィークポイントはクッションが悪いこと。野球でいえば硬球みたいなものでしょうか?勿論ダート(地道)も苦手です。そして荷物の積載性が悪いため、ツーリングにはお奨めしかねます。





ランドナー

これまたスポーツサイクル黎明期からあった型で、ダートでも舗装路でもこなせるオールラウンドな自転車です。そのため15年くらい前までツーリング車といえばランドナーでした。

アルプスクィックエース

ご参考写真(アルプス・クィックエース

その特徴は
・太めのタイヤ(650A、650B、26×1 1/2)
・ドロップハンドル
・泥除け、ダイナモもしくはバッテリーライト常備
・キャリヤ(特にフロント)にバッグを装備すること
・多段式ギア(フロント2段or3段Xリア5段以上)

太めでもトレッドが深くないタイヤを装備するためダートでも舗装路でも快適に走れます。泥除けが付いているので雨の日や水たまりでも躊躇なく使えます。キャリヤを装備しているので重い荷物も自転車にストレスなく積めますし、キャンピング装備もしやすいです。ドロップハンドルは長距離や登坂時に様々なライディングフォームがとれて疲れが少ないのです。ウィークポイントは泥除け装備のため輪行が面倒なことと各種装備のため重量が重くなりがちなことです。



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スポルティーフ

ランドナーが26インチ、650mmホイールを主とする太めのタイヤを使うのに対し、スポルティーフは27インチ、700mmホイールで細めのタイヤを使用し、ファーストランを目的とする快走型モデルと解されています。フランスではシクロスポルト、イギリスではクラブモデルなどといわれる車種で、写真のものはフランス風ですね。



ご参考写真(ランドナーギャザリング出品のもの、オーナー不明)

特徴は
・細めのタイヤ(27インチ、700Cの23以上)
・ドロップハンドル
・泥除け、ライト類を装備

ロードレーサーに泥除けを付けただけという見方もある意味で正解です。しかしロードレーサーよりは太めのタイヤを使いますし、キャリヤや泥除けを付けるためにツーリング色が濃くなります。ウィークポイントは輪行がしにくいこととダートにやや弱いことです。





パスハンター

峠越えをターゲットにした自転車で初めはランドナーから泥除けとキャリヤをはずして、ハンドルをアップハンドルにしたものというような形だったそうです。形態からすると、ジャパニーズMTBの原型のようです。MTBがこれだけメジャーになってくると敢えて車種分けする必要はないのかもしれません。

パスハンター

ご参考写真(トーエー、パスハン仕様)

パスハントというジャンルは峠愛好家(峠おやじ達)か坂馬鹿くらいしか志向しないので、パスハンターに定番はありません。オーナーの好みによって泥除けやキャリヤもそのまま付けていたり、ドロップハンドルを採用するケースもあります。



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