5−1.経済効果(営業さんの試算) 更新 2003.9.4 |
太陽光発電が自然にやさしいクリーンエネルギーであることはお解りいただけたと思うが、問題はその経済効果だ。このコーナーではセールスしてきた営業さんの試算を紹介してみよう。
電気代負担軽減効果 現状使用
電力量
(kWh)現状
電気代
(円)中電から
買う電気代
(円)(注)− 太陽光発電で賄い、さらに売れた電気代
(円)= 導入後の実質負担電気代
(円)年間 6,314 150,000 102,073 − 24,463 = 77,611 月平均 526 12,500 8,506 − 2,039 = 6,468 (注)買電量見込みは年間6,352kWh、月平均529kWhとさほど変わらないが、Eライフプラン適用による単価引き下げの恩恵がある。
買電量見込みは変わらなくとも中部電力から買う電気代は昼間太陽光発電をして自家消費した分だけ少なくなる。またEライフプランによる単価引き下げ効果と節電意識による効果もある(らしい)。そこから太陽光発電の余剰電力を中部電力に売って得た電気代を差し引いたものが実質的に負担する電気代となる。
さらにエコキュート導入による給湯用都市ガスの節約効果が年間77,000円、月平均で6,416円の見積もりであるため、以下で光熱費全体の検証をしてみよう。
光熱費軽減効果 現状
電気代
(円)+ 現状
ガス代
(円)= A.光熱費
(円)導入後の実質負担電気代
(円)+ 導入後のガス代
(円)= B.導入後の実質負担光熱費
(円)軽減額
(A−B)
(円)年間 150,000 + 97,749 = 247,749 77,611 + 24,463 = 102,074 145,675 月平均 12,500 + 8,146 = 20,646 6,468 + 2,039 = 8,506 12,139
と、ここまで検証してみると、光熱費の軽減額(A−B)がこのシステムの投下資本に対する対費用効果、コストパフォーマンスになるわけである。 ではその投下資本を次に紹介すると・・・
システムの機器代金・設置費用と助成金 太陽光発電システム機器代金と設置費用
(円)+ エコキュート機器代金と設置費用
(円)+ 消費税
(円)= 合計
(円)金額 1,537,000 + 963,000 + 125,000 = 2,625,000 − − − − 補助金・助成金(注1) 157,500 + 189,000 = 346,500 = = = = = 実質負担金 1,379,500 + 774,000 125,000 = 2,278,500 (注1)平成15年度、太陽光発電では1kWhあたり¥90,000(毎年減額されている)、エコキュートは1台¥189,000が助成される。
上が太陽光発電システムとエコキュート機器の代金と設置費用である。そして、それぞれ上記の助成金が返ってくる予定なので、実質的な支出は\2,278,500となり、この金額が投下資本(注2)である。
(注2)他にも印鑑証明、戸籍謄本、住民票、振込手数料などの支出はある。
この投下資本÷光熱費の軽減額は (2,278,500)÷(145,675)=15.6 となり、約16年で元がとれる計算となる。