荷坂峠旧道(にさかとうげ)230m (2002.11.21) 地図  

三重県北牟婁郡紀伊長島町片上−度会郡大内山村河内
荷坂峠は紀伊徳川藩祖、徳川頼宣公が参勤交代のために元和五年(1619年)に開いたという。現在国道42号線は峠の横にトンネルを穿ち、紀伊長島側は全く別ルートになっている。

紀伊長島駅の少し前の道からアクセスする。国道を一度渡って山側へ。道の駅付近も旧道は山側を通っている。写真の橋(11:50)の先で国道のガード下を潜る。



一里塚石仏碑を過ぎ、真っ直ぐ山に入る。
国道の道筋が見える。
登り口の標識、案内板



道はクネクネとはしているもののツヅラト峠と違い勾配は緩く、登り始めは乗っていける。さすがに参勤交代用に作った道だけのことはある。それでも中腹からはさすがに無理。延々と押していく・・・



途中に長八茶屋跡とか沖見平とか憩い石なる看板があった。峠直下近くでは遠くから紀勢本線の鉄路の音とか聞こえてきて旅情をくすぐる。
                     峠直下→ 



峠はダート旧国道の切り通しになっていて、両側ともトンネル脇までつながっている。
          荷坂峠 (13:40)



大内山村側は旧国道と古道が一緒なのでそのまま下りてきた。古道はトンネルの前を左から右へ横切っている。
      国道42号線、荷坂トンネル


大内山村側は旧国道なので道幅も広い。国道に出ては西側へ回り込みというのを2・3回繰り返すうちに梅ヶ谷駅へ戻ってきた。

現在の荷坂峠