大峠  370m (2006.10.5) 地図

山口県山口市宮野上阿東町篠目
山口県山口市宮野上阿東町篠目萩市佐々並の間にある木戸山隧道の旧道峠である。

木戸山隧道の山口市側宮野上から入る。トンネルの出口で国道9号線と国道262号線が分岐しており、262号線側にあるレストランの手前にいわくありげな小径道が口を開けている。行く先に携帯の電波塔があったり電線が向かっているので、かなり脈がありそうだ。
レストランの手前の小径



道は1車線。舗装してあるだけが御の字である。後は旺盛な植生が侵略しまくっているため、かなり廃になっている。それでもNTTの地下配線があったり、電線が峠を越えてるようでかなり心強い。
NTTのマンホールもある



途中で造林用作業道杖坂四線が分岐していた。もう峠も近い。
造林用作業道杖坂四線が分岐している 峠は近い


峠まで来ると、驚いたことに国境の碑があった。書いてあることも板堂峠のものと全く同じである。そうなるとここは歴史的な道なのではないかと疑惑が湧いてくる。でもここの石碑は明治時代に造られたという話もあるので結局よくわからない。
 左側に国境の碑がある
国境の碑



峠から下る。麓の集落まで来ると、石仏が集められたところもあって、少しは往来があったような匂いがする。等高線に沿ってダンダンと高度を下げていくが、すぐに国道には合流せず、だいぶ下で合流している。

では、この大峠は国道9号線の旧峠かと云うとどうも違うようだ。というのも現国道のトンネル阿東町側には木戸山峠の看板が出ていること。現国道の山口市側が大規模なバイパス状の造りであることなどから木戸峠が9号線の旧峠と思われるからである。
石仏 国道9号線へ出る