保福寺峠 1345m (1974.3.20、1977.11.14、2000.7.29) 地図 2.5万図

長野県松本市保福寺町−青木村奈良本
古代の官道、東山道(とうさんどう)がこの峠を越えていた。

峠からは日本アルプスの眺望が素晴らしく、あのウェストンが日本アルプスの魅力にとりつかれたのもここからの眺めに魅せられたからである。

保福寺峠の保福寺は松本側の集落名だが、そこに同名のお寺はあるのだろうか?やはりあるようだ(保福寺町の保福寺、曹洞宗)。そして松本市には中山の保福寺(臨済宗)もあるとのこと。どちらも峠名に名を残すお寺に多い禅寺である。
初めて行ったときは道に雪が残っていて、タイヤと泥除けの間に雪がつまり、すぐにタイヤロック状態になってしまうので往生こいた。
おまけに奈良本側への下りで枝道へ入り込んでしまい、雪の中であわや遭難という状況に陥ってしまった。仕方なく自転車を雪の中に放り出して、身一つで市之沢の集落へころがりこんだ(97年11月の雑誌フィールドバイカーズVOL7に掲載の話)。

もっとも翌日、自転車を雪の中から回収して修那羅峠へ行ったのだから私も大した玉であった(^^ゞ

2回目は晩秋で日本アルプスや菅平・浅間山もくっきりと見えて大満足だった。2回とも路面はダートだった(上の写真)。
3回目は美ヶ原から蝶ヶ原林道を通って到達した。林道はダートだったが、私を悩ました峠道は舗装路に変わっていた。