峠おやじホスピタル 更新 2003.7.12

★白内障?


人間ドッグで・・・

2003年4月14日(月)
人間ドッグには会社の規定もあり、毎年受けている。今年も早々と受けに行った。今年は5kg以上減量したことがどう数値に出るか楽しみであった。数値的には当然右肩上がりの結果が出るはずであった・・・・

「痩せましたね」の言葉や中性脂肪値が少なくなったとか予想通りのことが多かった。しかし視力だけは逆に落ちたのである。しかも矯正視力で0.5程度では困ってしまう。最近地図の細かい字が読みにくくなったから老眼と言われる覚悟はできていたが、視力が落ちるとは(゚o゚) 人間ドッグで言われた当初はあまり気にしていなかった。しかし昔のことを思い出してみると・・・・


小学校のときの病気

1962年〜63年

視力が落ちた経験は過去2度ある。思春期は仮性近視だからしようがないが、小学校3年のときのはBCGの影響であった。

小学校3年のツベルクリン注射。それまで陽性であったのが、初めて陰性になり、BCGを射った。ところがそれが良くなかったらしい。私は肺に結核をやった跡があるらしく、BCGで体調を崩したようなのだ。特にその後遺症は目に来て、やたらお日様がまぶしく、春先になるとグズグズ、ムズムズ、今の花粉症のような具合になった。それに視力が落ちたのだ。おかげで小学生だてらに濃いサングラスをかけさせられるわ、毎週目医者さんに通わねばならないわ、そしてどういうわけか小学校3・4年は体育の授業も休みなさいということになってしまった。

診断をした岐阜大学病院の教授によると
「星目」とか「BCGは一生射ってはいけない」
ということになった。そのおかげでその後2度ほどツベルクリン反応が陰性になったが、頑としてBCGは射たなかった。


それじゃあ今回は?

2003年5月

年齢的には老眼になるはずなのに病的に視力が落ちるといったら、そのときの病気が再燃したのか?と思った。そう考えると、ここのところ仕事用の眼鏡がやたら眩しくて、レンズを入れ替えて貰ったばかりである。小学生のときとかなり症状が似てるのではないか?当時通った目医者さんはとっくの昔に廃業しているため、ここは大学病院しかあり得ない。


白内障かも?

2003年5月30日(金)

というわけで人間ドッグの時系列資料を携えて岐阜大学病院に行ってみた。事前にネットで岐阜大学病院の眼科を調べてみると、白内障専門医が多い。まあ自分には関係ないと思いながら出かけた。現在の症状、昔の話など一通り話して、視力検査をすると、
「矯正すれば確かに視力は出ますね。それでは目の中の検査をしてみましょう」
ということで瞳孔を開く目薬を何度か挿した後、目の中の検査をした。

診断の結果は
「軽い白内障でしょう。目の中が白濁することで視力も出にくくなるのです。そしてその白濁のために眩しいことも起こるのです。今の段階では眼鏡で調整すれば問題ないですが、ずっと進行したら手術以外治せません。」

「えええっ!」である。今まで白内障といえば老人の病気と思っていただけに凄いショックだ。俄には信じがたい診断であるが、先進医学の府の診断であるから致し方あるまい。人間50年近くやってるとアチコチがたが来るのはしょうがないし、いつまでも小学校の記憶を引きずっている場合ではなかったのだ。しかし情けないことやなあ。



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