母の喜寿(文化屋・岐阜店)

    (2006.3.19)   更新 2006.3.20  
喜寿とは、数え年で77歳(満76歳)。また、その祝いのこと。
「喜」の字を草書体で書くと、「十七」の上に「七」が付いたような文字で「七十七」に見えることから、77歳を「喜寿」と呼ぶようになったそうだ。

喜寿と言っても、要は誕生日祝い。ナワ〜ルド家の慣例に則り、誕生会はお食事会になった。そしてお食事会なら昨日の大盛り食堂に続き、趣向を変えてレポート仕立てにしてみた(^^ゞ



プロローグ
喜寿ならいつもの回転寿司とかイタリアンレストランでは具合が悪かろう。前に女房が行ったという料理屋さんが面白いという。でもここは人気のレストランらしく予約を取るのが難しいらしい。火曜日にネットで検索すると予約状況が出ていた。予定日(日曜日)は何と空席。でもそれは1週間前の情報だ。
翌日の水曜日午前中、みのや食堂オフの下見に行った。時間的に予約をかけられるのは走っている最中。初めの山越えの頂点で携帯からかけてみた・・・圏外だった(ー_ー)

いったん諦めて次の山越えにかかる。中腹辺りまで登った。きょうはいい天気だ。おお、御岳さんもクッキリスッキリよく見える。そこで再チャレンジで携帯を出す。今度は3本アンテナが立ったv(^^)。さっそく予約を入れてみると、アッサリ桶\(^O^)/
遠く御岳が見える大展望



本編


そんなわけでみのや食堂オフの翌日、母を迎えに行き、一緒にレスランへ向かった。レストランの場所は雪の日でもお馴染み?昨日のみのや食堂オフでも通った川原町界隈。古い商家が並ぶレトロな町の片隅にある。
川原町界隈 川原町界隈(黒塀はイタ飯屋)



レストランの駐車場に到着。長良川河畔である。対岸には岐阜都ホテルが鎮座している。

レストランは一見ふつうの民家だ。しかし板塀とそこに開けられた丸窓?はこれから始まる異空間への誘いであった。
駐車場から対岸にホテルが見える レトロな佇まい



レストランに入る。
雰囲気や調度はあくまでレトロ。畳敷きの部屋にテーブルが並んでいる。テーブルは掘り炬燵式で、脚がリトル悪い母には嬉しい設備だ。また窓には市松模様のすりガラスや渦を巻いた川の流れを模した装飾ガラスが配せられ、そこに長良川と対岸にある岐阜都ホテルや岐阜メモリアルセンターが写って、あたかも一幅の画のようだ。

廊下にも行灯のような灯りが灯され、トイレの前にも品のいい陶器が置かれたお洒落な空間があった。
一幅の画 トイレ前の空間



メニューはここのサイトを見ていただけばわかるとおり、基本的に1つだけ。メインディッシュが4品目からセレクトするようになっている。メニューの注文だけしておいて簡単なセレモニーを行った。
簡単なセレモニー



まずは「白魚・うど・こごみのさわやかサラダ」
白魚は躍り食いの白魚?食べたことがないのでさっぱりとした感触と言っておこう。
前菜とワイン、テーブルの状況 白魚・うど・こごみのさわやかサラダ



「ふきのとうの胡麻豆腐」
胡麻豆腐はもっちりとした味で、ふきのとうがそれらしく感じられないくらい柔らかくなっていた。しかし、それより器がいいなあ(^^;)

「韓国もちのキムチ詰め湯葉包みグラタン タラの芽添え」
要はグラタンなのだが、グラタンと思っていると、歯ごたえのある湯葉があって、さらに辛いキムチやら餅が出てくるというアンサンブルである。
ふきのとうの胡麻豆腐 韓国もちのキムチ詰め湯葉包みグラタン タラの芽添え



「野菜のクリームスープ」
これは美味しいには美味しいんだろうけど、器が小さく、量が少ないのでリトル冷めてたので、私的にはイマイチだった。

「春鯛の大和芋蒸し焼き ユリ根ソース 鯛の皮せんべい添え」
大和芋の蒸し焼きはコリコリして美味しかった。ソースはユリ根の味がわからない人間なので評価できず(--;)

「グラニテ」
フランス語で氷菓子のことだそうだ。シャーベットのような薄味で爽やかな食感だった。暗くてわからなかったが、この器ってけっこう凝ってるね。
野菜のクリームスープ 春鯛の大和芋蒸し焼き ユリ根ソース 鯛の皮せんべい添え
グラニテ



「穀物飼育牛の牛ヒレ肉のステーキ」
ステーキの量は多くはないのだが、柔らかくしっかりした食感でグッド。それ以上に付け焼きのポテトの柔らかいこと!香ばしさと相まって3重マル。おふくろ以外はこちらをチョイス。

「丸ごと一尾オマール海老のテール料理」
おふくろだけがこちらをチョイス。海鮮系であっさりしてるかと思いきや、グラタン風に固くてお年寄りには良くないなあ。どちらも器は志野ですな。
穀物飼育牛の牛ヒレ肉のステーキ 丸ごと一尾オマール海老のテール料理




「雪どけ山菜かき揚げ・香の物」
どこが雪どけなのかわからないけれど、要するにかき揚げ天ぷらだね。山菜のというところがミソ?漬け物は山ゴボウとか入ってるのだけれど、きれいすぎて添え物と勘違いした(--;)それというのも器がきれい。天つゆの器なんか梅か桜の花びらみたいだ。

「雑穀飯・味噌汁」
古代米によくあるような赤米の飯。まあ、こんなものかなあ。それに対し、味噌汁はいい。岩海苔が入ってるし、もろみも入れてあるみたいだ。
雪どけ山菜かき揚げ・香の物 雑穀飯・味噌汁



「デセール(完熟いちごのパフェ アングレーズとフランボワーズのソースと一緒に)」
デセールとはフランス語でデザートのこと。ソースの銘柄はよくわかんないけれど、とにかくパフェですね。イチゴ・生クリーム・アイスクリームそして一番下に隠れているのが特に味わい深いケーキ生地だった。

「コーヒー 又は 紅茶(おかわり自由)」
はっきり言ってこれに釣られて決めたと言っても過言ではありません(^^ゞ
しかし、実際には1杯しかおかわりしませんでした。カップはクラシックなデザイン。それに砂糖がコロンとした形で可愛かったね。
デセール(完熟いちごのパフェ) コーヒー
お茶の急須と砂糖



最後に店の人に集合写真を撮ってもらってお開き。ああ、美味しかった。また来たいね。
お開き



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