境目峠 380m (2006.5.14) 地図

愛媛県四国中央市川滝町境目−徳島県三好市池田町佐野
愛媛県四国中央市川滝町境目と徳島県三好市池田町佐野の間にある国道192号線の旧道峠である。

地形的には北側の讃岐山脈と南側の法皇山脈が東西に延び、その間に中央構造線が走っている。よって峠は中央構造線上に位置していると言える。

愛媛県側から入る。国道は現在トンネルになっており、手前で七田の集落を通る旧道が分岐する。
旧道と分岐



旧道は四国自然歩道の案内看板がある1車線の峠道である。トンネル脇にある七田の集落内でヘアピンカーブを3度かまして高度を上げる。
旧道と分岐



トンネル上を直角に横切り、反対側の山へ回り込んでさらに高度を上げる。取り付いた斜面をヘアピンカーブで2度折り返し、峠の尾根を登っていく。
トンネル上にさしかかる トンネル上から国道を望む



峠まで登ると、集落があった。その名も境目(^^;)。峠の名前にもなっているが、県境でもあり、文字通り境目になっている。

峠は石垣を積んだ直線的な切り通しになっている。錆びた県境・市町村名プレートが楽しい。
境目集落 境目峠(愛媛県側)



峠には「従是東徳島縣三好郡」と彫られた石碑が建てられ、国道192号線の古い標識も残っていた。
「従是東徳島縣三好郡」の石碑と国道のおにぎり



徳島県側にも峠の集落があるのだが、これまた「境」などと同じような名前の集落で可笑しくてしようがない。こちらはクネクネ坂だった愛媛県側と違い、ゆったり直線的に下りていく。現国道に合流する地点に廃業したような古い食堂があった。

トンネルで愛媛県側に戻ろうとしたらお遍路さんがトンネルから出てきた所だった。せっかく歩くなら「四国自然歩道」の案内看板も出てるから旧道を行ったらいいのに。現国道を歩くなんざ健康に良くないよ(ー_ー)
徳島県側合流点 境目トンネル

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