譲屋峠(ゆずりやとうげ 452m (2014.9.14) 地図 2.5万図

福島県喜多方市上三宮町三谷譲屋(ゆずりや)-山都町朝倉

福島県喜多方市上三宮町三谷譲屋と山都町朝倉の間にある峠。

麓の譲屋集落まで行って困った。登り口正面には国旗掲揚塔とお地蔵さんが3体。左側の道は鎖を張ったダート。右側の道は集落内の舗装路である。うーん、迷う。スマホの地図ロイド(2.5万図)を開けようと思ったが、なぜか圏外だった。

仕方ないので隣の畑で仕事をしていたおばあちゃんに聞いてみた。車でも行けると言う。てっきり舗装路の方か思ったが、えらく道が狭い。念のため、もう一度確認すると、やはりダートの方が峠道らしい。そして
お墓のところから左折して一度下る。」
を何度も繰り返された。

自転車で行こうとすると
「熊が出るよ。熊は午前中に山から降りてきて、午後に山に帰って行く。栗が成っているからそれを食べに来る。だから鈴とかラジオとかを持って行け」
てなことを何度か言われた。福島弁?だからか聞き取りにくかった(^^:)

高龍神社の鳥居をくぐる



言われたとおり左折すると、下ることは下るが一瞬だけ。その後は登りに転じた。でもお墓なんかあったかなあ? 帰りに確認すると右上の高台に確かにあった。お墓だった。徒歩ペースの人の感覚は我々とだいぶ違うので注意すべしだ。

分岐は左折
一度下って、登りに転じる 右上の高台にあるお墓


散々おばあちゃんに脅かされたから、鈴を鳴らして登った。歩きだとよく鳴る鈴も自転車に乗っているといまいち鳴らない。そこでチンカンベルを時々鳴らした。ホイッスルも昔使っていたやつは良かったけれど、スイスで買ってきたやつはあまり鳴らない。今度から次からは元に戻そうと思う。

峠道は全ダートかというと、所々舗装してある。急勾配とかカーブだけ舗装してある。ここは東北電力の高圧線があるのでその巡視道代わりになっているようだ。しかし、林道より劣るこの体裁では軽4しか無理ちゃうか?真ん中が草付きのところがほとんどだし、峠近くでは草が繁茂しまくって轍とか見えんしね。

ときどき舗装 ほとんどはダート



344林班の立て札があったところがピークになっていた。すわ峠かと思ったが、スマホで確認すると次のピークが峠のとこ。中腹付近から電波が拾えるようになったので地図ロイドで確認できたおかげだ。ほんと今回の峠漁りでは麓圏外、山ではオッケーのパターンばかり。磐越付近はどうなっているんだろう。

峠と間違いかけたが・・・ ここは峠ではなかった



峠には白骨化した大木があって、手前から遠望できた。遠望できたといえば峠から会津盆地が見えた。苦労して登った甲斐があったというものである。

白骨化した大木
会津盆地の遠望



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