地蔵峠(湯ノ丸高峰林道) 1733m (1977.5.22、2004.7.18) 地図 2.5万図

長野県東御市(旧東部町)新張−群馬県嬬恋村鹿沢(かざわ)
長野県東御市(旧東部町)新張より鹿沢温泉へ湯治に行く峠で、湯治客のために一町(109m)ごとに百体の観音像がたてられている。

しかしそれなら何で地蔵峠なんだぁ?
観音峠にすれば癒し系みたいでいいのにね(--;)
新張一番観音


初めて行ったときには東部町側から登った。同行は大学の同期である近田氏。三十番の奈良原鉱泉をすぎ、五十番あたりから急坂となった。



              十六番観音あたり?
四十番観音? 五十番観音



地蔵峠には八十番の十一面観音があった。朝から少し曇っていたが、峠はガスっていた。さすがに寒い。峠から尾根伝いに湯ノ丸高峰林道を通って車坂峠へ行く。林道はダートになっていた。
地蔵峠(1977年)



鹿沢側が未履修であったので、27年後に鹿沢側から登ってみた。
田代小学校前に車をデポして走り出す。国道を横切り、ゆるい坂を登っていく。まもなく新鹿沢温泉
だ。何軒か温泉旅館がある。今日びは日帰り入浴ができないと経営が苦しいらしく、「昼食付き入浴できます」などの看板が目立つ。でも小説にでも出てきそうな立派な旅館もあった。その名は「鹿澤館」さすがである。

田代小学校スタート(8:38) 鹿澤館(8:57)



鹿沢国民休暇村の前を過ぎる頃、ロードレーサーに乗った自転車乗りが追い越していった。何も荷物を持ってない。下手すると私より自転車2台分くらい重さが違うかもしれない(^^ゞ
鹿沢国民休暇村(9:12)



速く走りたい御仁には先に行って貰おう。私はシコシコ登る。そうこうするうち、ようやく(旧)鹿沢温泉に到着。田代から1時間だ。速いのか遅いのかよくわからない。温泉宿は道路の両側に2軒で終わりのようである。でもレトロな丸ポストや温度計が印象的な紅葉館など雰囲気はいい。

そして紅葉館の向こうには・・・待ってました!百体の観音像の百番目・道しるべ観音、千手観音さんです。満願ですね。いいですね。ホントは地蔵峠から下ってきて出会うと感無量なんでしょうがね(^^;)

鹿沢温泉・紅葉館(9:39) 百番観音



しかし今回はこれから登りだしである。さぞや辛い登りが待ってると思いきや、道しるべ観音さんに励まされたためか楽勝・楽勝。旧鹿沢温泉から1時間もしないうちに峠に着いてしまった。峠には八十番観音さんが鎮座していた。

九十番・聖観音(9:52) 地蔵峠の八十番・聖観音(10:14)



峠は湯ノ丸スキー場の駐車場になっていて、ちっとも峠らしくない。峠の痕跡を求めてウロウロすると、前には発見できなかった峠の標柱があった。スキー場のリフト乗り場の横にある。早速入り込んで記念撮影(^^ゞ

この時季湯ノ丸高峰林道は一般車通行止めだとか。でも自転車は通れる。で、27年前と同じように車坂峠を目指して林道へ入った。

地蔵峠の標柱(10:23) 湯ノ丸高峰林道へ



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