四辻峠(よつつじとうげ)  530m (2007.3.18) 地図

愛知県豊田市蘭町−豊田市黒坂町
愛知県豊田市蘭町と黒坂町の間にある国道301号線(旧挙母街道:ころも)の峠である。この峠は一般の地図には載っていない。風媒社から出ている「忘れられた街道」に出ていたのでゲットしにいった。

古くからある街道らしく道端には写真のような石仏があった。
林道との分岐にある石仏



それでも道は2車線国道なので旅情などはあまりない(ー_ー) ゆるい坂を登りつつ東蘭で岡崎へ行く県道336号線を分岐すると、峠へは真っ直ぐである。
東蘭の分岐 もうすぐ峠



峠手前にある喫茶店から国道の旧道・2車線道が分かれていた。旧道はほんの5m高いだけで、まっすぐ走る新道にぶったぎられて廃道になっていた。峠は20mほどの切り通しで旧挙母街道の峠は掘り下げられる20m上にあったという。ここは蒲郡から三河の内陸部へ塩を運んだ「塩の道」が挙母街道と交差した地点とされ、それが四辻峠の名の由来になったようだ。
国道の旧道 峠・西側から


そして蒲郡からの「塩の道」はというと今でも峠東側にU字型の山道が南へ続いているし、北へはコンクリート壁の上から山道が北へ延びているようだ。車行き止まりと書いた「作業路 四辻線」のダート道も峠下から山に入っていた。
峠東側から 作業路 四辻線



そのまま行けば山道か、「作業路 四辻線」というわけで、この山道を探索すれば次の杜宇ノ巣峠(とうのすとうげ)に行けるはずだ。しかし自転車が通れそうな道ではなさそうなので国道に戻って、車道経由で杜宇ノ巣峠に行くことにした。

黒坂に下る手前で国道473号線が合流し、麓で北へ分岐していた。もっとも合流点からそのまま北へ行くこともできるので、これが現代に姿を変えた「塩の道」というわけであろう。
国道473号線との分岐 麓から国道473号線へ曲がる

杜宇ノ巣峠へ