横軽探訪 (1997.8.2) 1998.9.3 更新


北陸新幹線(長野行き新幹線)の開業に伴って信越本線、横川ー軽井沢区間が廃止になりました。
かねがね「横軽区間」と「峠の釜飯」は最高やと言っていた我が息子、小鉄っちゃんに引きずられて
昨年の夏の日、最後の横軽とアプト式の旧信越本線廃線跡を撮影してきました。

あさまと廃線跡の煉瓦橋(左側)

軽井沢から碓氷峠まで行くと通行止めの標識が設置してあった。なに大したことあるまいとMTB2台の当方はダウンヒル体勢に入った。

しばらく下ると廃トンネルが見える。草軽探偵団が見ていった所か?草が生い茂って簡単には近づけない。そこで反対側を見ると廃線跡の先に車がたむろしている。何かあるのかと早速入っていくと煉瓦造りの廃線橋の横を信越本線が通るトンネルとトンネルの間というポイントであった。4・5名のファンがカメラを構えて「もうすぐ列車来るんだからそこどいてよ!」とやっている。私どももご相伴にあずかって、あさま臨時列車を撮った。
さらに下ると熊野平信号所へ行くトンネルポイント。立入禁止のため涙を飲むことにする。しかし結局レールの上を歩かねば熊野平信号所へは行けなかったのだから惜しいことをした。

そこからちょっと下った所で予告の出ていた通行止めの柵が出現した。しかしここはお約束の強行突破あるのみ。

 碓井第六橋梁

結局碓井第三アーチ橋まで通行止めは続き、MTBの我々にとっては極楽状態となったのである。まもなく碓井第六橋梁が質感のある赤煉瓦造りで現れた。我々は次の第五橋梁から廃線跡の路盤までよじ登り、第六橋梁まで廃線跡を歩いてみた。下は砂利が敷いてあり、草も繁茂している。トンネルの中はところどころに待避所が作ってあって、うっかり足を踏み入れると段差になっていてチト危なかった。

碓井第三アーチ橋

車道に戻って3つ目の通行止めの柵まで来るとアプト式旧線では一番有名な碓井第三アーチ橋が見える。アーチ橋自体には観光客はいなかったがその上下には撮影隊がおりました。なんでこんなところでと振り返るとアーチ橋越しの信越本線という超望遠的ロケーションになるんだな。みんな良く知ってるわ!

横川まで下りて来ると、かなりのフィーバーぶりになっている。「峠のシェルパ EF63」が横川駅で連結・切り離しをする様子や軽井沢方面を走る様を撮りました。またアプト式電気機関車ED42も保存されており、釜飯のおぎのや前にはラックレールの排水溝の蓋。当然お昼は釜飯という横軽碓氷峠セットを満喫してまいりました。



             横川駅の連結作業(あさま・白山)
        
          団体臨時列車を押し上げるEF63
        


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