ヤレヤレ峠 231m (2015.10.20) 地図 2.5万図

徳島県牟岐町河内-海陽町樫ノ瀬
徳島県牟岐町河内と海陽町樫ノ瀬の間にある林道・神野玉笠線の峠。

ヤレヤレ峠なんてネーミングからしてツーリングマップル御用達の峠かオートバイのライダーが勝手に付けたような感じがした。しかしマピオンにも2.5万図にも載っている。見るからにトンネル峠だけど、名前も面白いし
「まっ、いいか!」
てんでゲットしにいくことにした。

まずは県道37号線を西に向かう。
県道37号線、牟岐町山口付近



冒頭の写真の場所から少し戻ったところにこんなものがあった。田圃の真ん中にぽつんとある大木。根元にある看板や道標を見るとNHK朝の連ドラ「ウエルかめ」のヒロイン(倉科カナ)が相手役(大東俊介)と再会したシーンをロケした現場だそうだ。

「ウエルかめ」のロケ現場 



道は集落(牛鬼淵なる史跡もあるらしい)を過ぎても二車線が続いたので舐めきっていたら、突然一車線の狭い道になった。

牛鬼淵史跡の看板
   
 突然一車線になった
   
   



そうして登っていくと、お目当てのトンネルが出てきた。奥谷トンネルとなっている。地図やソニーのサイクルナビでもここがヤレヤレ峠の位置として出てくる。旧道があるのではと思ったが、やはりない。トンネルの前に変な石碑があった。「ひこじいのトンネル?」それって妖怪ウォッチ?それは「ひも爺」 (,_'☆\ バキッ 

 
   
 「ひこじいのトンネル」石碑  



「まあ、こんなもんか」と諦めつつ、峠下りのつもりで進んだ。600mほど下った所にまたトンネルが出てきた。プレートを見てビックリ。「やれやれ峠隧道」と書いたるではあーりませんか(゚o゚) (やれやれ峠隧道の地図 2.5万図 ) くだんのサイクルナビでもヤレヤレ峠の位置とは別物だし、平仮名なのでカタカナとは別名義。いい加減だなあ。じゃあ、どっちが本物なの?

現地のトンネルプレートの信ぴょう性はとても高い。しかし、平仮名の方は町境界ではないし山の主尾根とは言い難い。地形的な鞍部としても奥谷トンネルの方が峠のトップっぽい。まあ、両方とも押さえたので良しとさせてもらう。

  
 峠下りのつもりで進む 
 
やれやれ峠隧道 やれやれ峠隧道のプレート 
 
   



奥谷トンネルとやれやれ峠隧道。この2つのトンネルは県道ではなく、林道神野玉笠線に変わっていたようだ。やれやれ峠隧道内は下り基調だった。

やれやれ峠隧道
 



どんどん下る。すぐに玉笠川と並走するようになる。林道の麓の看板が現れた。

下る 玉笠川と並走する
先に 林道の看板



玉笠川の谷に降りると玉笠明神社があった。神社というより祠に過ぎないが、その由緒は面白い。狼犬とか千匹目うんぬんなど、昔話や伝説作家の得意とするエピソード満載である。ヤマタノオロチとかヌエとか昔の人は創造力たくましかったと感心する。

玉笠明神社と由緒



そして玉笠の集落を過ぎ、樫ノ瀬で海部川にかかる橋を渡って国道193号線と合流する。国道にかかる看板にも「牟岐・ヤレヤレ峠」と記してあった。

玉笠の集落 海部川にかかる橋
   
 国道193号線と合流  



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