霧越峠(きりごえとうげ) 693m (2015.10.20) 地図 2.5万図

徳島県海陽町小川-那賀町(なかちょう)海川(かいかわ)
徳島県海陽町小川と那賀町海川の間にある国道193号線の峠である。

ヤレヤレ峠から下りた海陽町樫ノ瀬から国道193号線に入り、峠を目指す。
海陽町樫ノ瀬



まずは海部川の谷を遡る。次の集落、西桑原あたりは谷あいの集落っぽく、広めの谷で二車線道である。次の集落・荒瀬に行く手前で小川谷を分け、道も一車線になった。

国道の看板(西桑原)
   
 小川谷方面との分岐を過ぎると 一車線に



崖っぷちの道を過ぎた荒瀬の集落は谷底平野のような狭い河原に立地している。それゆえか「川上荒瀬」なるクラシカルなバス停があった。

荒瀬の集落 
   
 川上荒瀬のバス停  



次がこの峠道最後の集落・皆ノ瀬である。「轟の滝、轟公園」の分岐がある。と言うより、轟の滝側が本流の海部川である。峠道である国道は皆ノ瀬谷川の谷を遡る。この分岐に由々しきものがあった。電光掲示板である。「那賀町海川 山腹崩壊全止」これは通行止めということか(>_<) しかし、とりあえず峠までは行きたいのでそのまま進んだ。

荒瀬の集落 
   
 皆ノ瀬谷川の谷を遡る  



だんだん、地形が険しくなったきた。ヘアピンカーブも現れ、峠道らしくなった。

ヘアピンカーブ
   
 


もう峠かというあたりに、こういう看板が現れた。「林道六丁轟線」。ナビによると、林道に入ったところが峠だという。

林道に入ってみた。地図とはちがい、峠から左右に道が伸びている。

 
林道六丁轟線の分岐 
ナビではここが峠 林道に入ってみた
 左側  右側



地図 2.5万図 の峠の位置は明らかにここである。しかし地図上の峠で振り返った感じは「峠のようで峠でない」。
また国道の峠もここではないし、町境ももう少し先にある。

振り返る。ここが峠?



そこで、国道をそのまま進んだ。間もなく道路通行規制の看板と町境の看板。そして林道霧越線開通記念碑が現れた。やはりここが地形上の峠のようだ。

下る 道路通行規制の看板
町境の看板 林道霧越線開通記念碑


ということで、地形上の峠の写真である。麓の電光掲示板のように那賀町側は山腹崩壊のため通行止めになっていた。峠には工事車両も何台か止まっていたし、工事就労者も何人かいた。

 
峠の写真

那賀町側には下りられないので、そのまま引き返した(T_T)


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