鵜飼オフ 2

    (2007.9.1〜2)   更新 2009.9.12 
ホームページの50万ヒット記念というか、結果的に60万ヒット記念になりましたが、日頃お世話になっている皆さんへのお礼を兼ねて鵜飼観覧とサイクリングを企画しました。
鵜を舟縁に引き上げて捕まえた鮎を吐き出させる瞬間

鵜飼本番
ホテルと夕食などの時間を確認していたときに、当日は鵜飼のお客さんが多いので、夕方と夜の2回に分けて鵜飼をやると聞いていた。1回目が18時半から20時まで、2回目が20時半から22時まである。内容は両方とも変わらないから予定が変わりやすいサイクリングのことを考えて、2回目にしてもらった。

結果的にお風呂にもゆっくり入れたし、食事ものんびりと頂くことができたのでいい選択だった。しかし地元にいながら2回やることがあるなんて知らなかったなあ(^^ゞ

で、本番の鵜飼へGo!である。ホテルのロビーに20時半に集合。鵜飼遊船乗り場までホテルの仲居さんが案内してくれる。外は1回目のお客さんと2回目のお客さんが錯綜してごった返している。我々が乗る屋形船はかなり大きくて立派だった。





いよいよ出航。ホテルの仲居さんが手を振って見送ってくれる。長良橋の下のかがり火にも見送られ、いやがうえにも期待が高まる。




少し川を遡った所で川岸に一斉に接岸し、鵜舟が下ってくるのを待つ。




待ってる間に踊り子船が沖合(^^;)を進んでくる。色んな曲をかけながら踊りを披露してくれる。しかし、長良川といえば「長良川艶歌」。レコード大賞を取った五木ひろしの名曲である。踊り子さんの中にはまだ小さい子もひとりいた。このあと踊り子さんの挨拶。長良川鵜飼の解説と至れりりつくせりのサービスだった。




そうこうするうち、いよいよ鵜舟の登場だ。岐阜市長良の鵜匠は6名、関市小瀬の3名と合わせた9名は正式名称が宮内省式部職鵜匠(くないしょう・しきぶしょく・うしょう)というレッキとしたお役人なのである(^^;)

赤松を燃やす松明が赤々と川面を照らし、鵜舟の舷側を叩く音とで、眠っていた鮎が驚いて右往左往するのを鵜が捕まえるという古典漁法である。1人の鵜匠さんは12羽の鵜を操る。手綱さばきも軽やかにお客の目の前で勇壮な鵜飼が繰り広げられる。1艘の鵜舟には2〜3艘の屋形船が付いて下る(狩り下り)。6名のうち一番若い杉山雅彦鵜匠に我々の船は付いた。




最後は6艘の鵜舟が横一列になって、鮎をダンダン川岸に追い立てていく。これを「総がらみ」と言って鵜飼の最後にして一番漁果が高い漁法である。




鵜飼の上がり。鵜を船縁にあげて鵜籠に入れる。先輩後輩のようにペアになっている鵜同士2羽をひとつの籠に入れる。ペア同士の序列や並ぶ位置なども決まっているようで、違う鵜が横に来ようものなら「ガガガァ!」と大騒ぎになるのだ。

籠に入れた後、鵜は魚をもらえる。鵜飼の最中は首に結わえられた紐によって、捕らえた魚でも小さなものは胃袋へ入るが、全て胃に入ると鵜は働かなくなる。だから大中ものは喉の袋に止どめて鵜匠が吐き出させるよう紐の大きさを調節している。そのため上がりの給餌で腹一杯食べさせるのだ。見ていると魚を3匹づつ貰っていた。
「今晩は2回も働いてえらかったね。ご褒美だよ!」
鵜飼も終わって、上がりの様子   
鵜飼の上がり この動画、5分34秒あるので注意!

        




屋形船に乗った鵜飼遊船乗り場に帰ってくる。行きと同じくホテルの仲居さんが迎えに来てくれている。




船を降り、遊船事務所前へ上がっていくと、あの踊り子さんたちが一列に並んで、お見送りのご挨拶である。これは気持ちが良かったね。小さい子は手を振ってくれてたしぃ。
    
踊り子さんたちのお見送り〜♪

 



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