左右口峠 (うばぐちとうげ) 862m (2009.6.28) 地図  

山梨県甲府市古関町−甲府市右左口町
山梨県甲府市古関町と甲府市右左口町の間にある国道358号線の旧道峠で中道往還の峠である。

古関町集落のなかに写真のような分岐があった。ゆっくりと集落内を高度を上げている。これが旧車道である。
旧道分岐(12:21)



旧道脇には鉄管が積んであった。鉄管脇を進む。1車線のゆるい坂を登る。芦川からだんだん離れていく。

積んである鉄管脇を進む(12:22) 1車線のゆるい坂を登る
芦川からだんだん離れていく(12:22)



登っていくと冬季閉鎖の看板があった。そして一本棒のゲート。ロープで支えてある。こんな踏切みたいなゲートはあまり見たことがない。登るにつれて道がだんだん悪くなる。舗装はひび割れ。最後はダートになった。

冬季閉鎖の看板(12:41) 踏切のようなゲート(12:41)
舗装はひび割れ(12:48) ダートになった(12:49)



この車道は斜面をずっと横トラバースしながら登る。振り返ると芦川の谷が見える。あいかわらず道はダート。道を谷川が横切る所か?大きな石を取り込んだ舗装箇所があった。さらに登ること数分。峠に到着。峠にはアメダス?の右左口峠観測局が設置してあった。

振り返ると芦川の谷(12:50)
谷川が横切る所?(13:07) あそこが峠?(13:19)
右左口峠観測局(13:21)



峠は昔の大合併以前の町村看板があった。甲府側が中道町、富士五湖側があの上九一色村である。オウムは遠くなりにけりである。そして峠脇から気になる山道があった。中道往還と看板が出ている。完全な山道であるし、折悪しく雨が落ちてきたし、辿るのはやめた。

右左口峠、中道町の看板(13:21) 上九一色村の看板
中道往還と看板 看板



では、いつものように峠付近の動画を。




国道まで戻って、トンネルを抜けた。隧道の甲府側に中道往還の看板が出ていた。そうか!ここへ下りてくるのか。

右左口峠隧道(富士五湖側) 甲府側、中道往還の看板



そこで詳細地図を参照してみる。富士五湖側の山道は迦葉坂(かしょうざか)であろう。甲府側は描いてないけれど、峠からトンネル脇までストレートに下りているのであろう。

地形を見ると峠の名前が付いている右左口町側が谷道で、迦葉坂は明らかに山道である。峠の表裏理論からすると、町の規模などからも逆の命名になってもおかしくないロケーションである。

なぜこういう命名になったのか?
また右左と書いて「うば」とはどういう意味であろうか?

あるサイトには
姥口または祖母口とも書き「うばぐち」と読みます。

と書いてあるので結局当て字なんだろうなあ。

しかし、もっと凄いサイトもあります。
上には上の人がおられます。
リスペクト。
右左口のロケーション



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