富田坂・安居辻松峠とんだざか・あごつじまつとうげ、熊野古道・大辺路 400m (2010.11.27)  地図

和歌山県白浜町富田(とんだ)−白浜町安居(あご)
和歌山県白浜町富田と白浜町安居との間にある熊野古道・大辺路(おおへち)最大の険路といわれた峠である。

紀伊富田駅に車をデポ。ここから富田坂と仏坂を越え、紀勢本線で戻ってこようという計画である。
紀伊富田駅(8:31)

                      富田坂・安居辻松峠の地図


紀伊富田駅から富田橋を渡ると国道42号線に出るが、そこに写真のような案内看板が出ている。

富田橋たもとの案内看板(8:35)
富田坂ルート看板



案内にあるとおり、堤防上を行く国道42号線から斜めに下りて進む。間もなく草堂寺(そうどうじ)に到着。長沢蘆雪や円山応挙の画があるという。古道は寺の石垣に沿って登っていく。

草堂寺入り口(8:43) 草堂寺(8:45)
古道は寺の石垣に沿って登っていく(8:50)



お寺を過ぎた辺りでも石垣があったり、道の真ん中に石で水路が設けられていたり、排水に留意しているところが見られる。周りは竹林。明るいような暗いような、よくわからない場所である。

石垣や石で作られた排水路(8:51)
周りは竹林(8:54)



竹林の坂を登りきると、ちょっとしたピークがあった。「一里松跡」の案内看板がある。また「高瀬組所有山」なる石碑もある。歴史的にも色々あったようだ。


小ピーク(9:00)
「高瀬組所有山」の石碑 一里松跡(9:05)



小ピークから下り出すと「高瀬要害山城跡」の案内看板があった。戦国時代の遺構のようである。下っていくと林道と合流した。

高瀬要害山城跡案内板(9:07)
林道と合流(9:08)



この林道を登っていくと工場というより作業場のような建物と先ほどの案内板にあった馬谷城址があった。さらに林道を登ると「七曲がり」の看板。いよいよここから山道になる。

作業場のような建物(9:10) 馬谷城址(9:10)
「七曲がり」の看板(9:17) 「大辺路富田坂・七曲がり」の看板(9:22)



山道はさほど急ではない。ところどころ石畳のような路面もあるが大方は石ころ混じりの地道である。したがってうまく行けば乗っていけるが大体は押し担ぎの行程だ。中腹あたりではクネクネのつづら折れで何度もスイッチバックする。

山道を登る(9:35) 石畳のような路面(9:38)
クネクネのつづら折れ(9:44) 何度もスイッチバック(9:47)



かなり高みに登ると展望が開けてくる。振り返ると登ってきた白浜の町が見える。この辺りから尾根筋にかけて地図には富田坂と表示されている。

周りが開け(9:55) 振り返ると(9:57)
白浜の町が見える(9:57)



尾根筋に出た。はじめは右斜面、そして間もなく左斜面になって少しづつ登っていく。尾根筋になって傾斜が緩んだところに富田坂の茶屋跡がある。安居辻松峠まであと1km地点である。

右斜面の尾根筋(10:03) 尾根筋の道(10:09)
左斜面の尾根筋(10:13) 安居辻松峠まであと1km地点(10:36)
富田坂茶屋跡(10:37)



茶屋跡と峠との中間点に「椿・田野井への道」との分岐点がある。このあたり展望が開けていて、「竜首展望」と呼ばれている。

「椿・田野井への道」との分岐点(10:46) 竜首展望(10:09)
竜首展望より(10:49)



そして先が明るくなると地蔵尊が角っこに立つ峠に到着する。峠は鞍部というよりも尾根の交差点のような所にある。

地蔵尊のある安居辻松峠(11:00)
安居辻松峠(あごつじまつとうげ、熊野古道・大辺路)
峠全景(11:00)
峠の案内板(11:00)



峠から先は尾根筋の山道が少し続く。200mほど行くと、林道が現れたので、これ幸いと林道を下った。

峠から尾根筋道が少し続く(11:36)
林道が現れる(11:44) 案内板(11:44)
案内標識(11:45) 林道(11:46)



林道を下っていくと展望の良いところなどを過ぎ、祝いの滝付近で傾斜が緩くなる。庚申塔が集められたところがあった。

下り道(11:49) 下り道(11:51)
祝いの滝付近(12:02) 庚申塔付近(12:04)



傾斜が緩くなり、そのまま林道を下っていくと日置川との合流点で普通の車道に会った。道を真っ直ぐ行くと安居の渡し場跡、下流方向へ行くと仏坂への迂回ルート口ヶ谷橋である。

林道を下る(12:13) 日置川との合流点(12:17)
真っ直ぐ行くと安居の渡し場跡(12:02) 仏坂への迂回ルート(12:04)


最後にいつものようにダート峠部分の動画である。



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