天神川4

  (2007.11.24)   更新 2008.1.20 
 地図1 地図2
岐阜市を流れる長良川の支流のひとつに天神川(てんじんがわ)がある。

長良地区の真ん中を横断していく一級河川で、長良天神神社のすぐ北を流れているため親しまれてきた。一時期どぶ川のような状態だったが、20年ほど前から河川整備により公園のようにきれいになった。
天神川(右)と鳥羽川(左)との合流点


上流側の探索も終わり、今度は下流側へ行く。支流との合流点・井田橋から下流を紹介しよう。。
井田橋の上流で天神川と支流が合流する(左が本流)



井田橋から下流には支流の水が流れ込んでいるため、水がある。これでやっと川らしくなった(^^;) 護岸も味気ないコンクリートブロックではなく石積みで格好良い。長良東小中学校への通学路になっている、その名も通学橋の先から川が北にカーブしていく。

そのカーブする地点に親水エリアがある。しかし、この親水エリア、草ボウボウである。水に親しもうと思っても初冬の今でこれだから、夏場なんか絶対ムリだ(ー_ー) でも、最近復活したらしい八丁トンボなどにとってはこういうワイルドな環境の方が住みやすいのだろう。こういうのをビオトープというのかな?少し下流にある身綺麗な親水エリアと較べてみてほしい。もっともこちらには鴨がいたがね。
長良天神の南大鳥居 通学橋
草ボウボウの親水エリア
身綺麗な親水エリアと鴨



カーブが元に戻って、少し行ったところに天神橋がある。本流の源流編でも紹介した長良天神さんのすぐ北にある橋である。橋のたもとには小さな祠があって、お地蔵さんが祀ってある。さらに進むと国道256号線の旧道(通称・高富街道)と国道の橋が並んでかかっており、その向こうにサークルKとユニーがある。
天神橋
天神橋のたもとには小さな祠とお地蔵さんがある 国道256号線の橋(橋の向こうにユニーがある)



この辺りは私が小学生の頃は田圃ばかりで、ザリガニ獲りに興じた所であった。今は公園などが並ぶ都市型エリアである。そのため橋も色々凝った造りになっており、橋の上にベンチが置かれたり、東屋が設置されたり、奇抜なモニュメントがあったり、なかなかお洒落な場所になっている。
橋桁に工作機械のようなモニュメントがぶら下がっている 橋の上にベンチが置かれた憩い橋
福光橋のモニュメントはブロンズの船 東屋が置かれた、どんぐり橋



そんなお洒落なエリアも福光西橋で終わる。そこからは護岸もコンクリートブロックになり、化粧フェンスだった手すりも無骨な白いガードレールに変わる(要するにふつうになったということ)。岐阜北警察署のそばを過ぎ、環状線を斜めに潜ると、鳥羽川との合流点は堤防の向こうである。
福光西橋でお洒落なエリアが終わる 岐阜北警察署のそば
環状線を斜めに潜る 鳥羽川との合流点は堤防の向こう



合流部に天神川排水機場がある。遠くに見える山は百ヶ峰(どどがみね)。その谷間が天神川の水源・源流部である。鳥羽川と天神川の合流点には背割り堤が100m以上に渡って造ってある。円滑な合流を目指した構築物であろう。

その先端部まで自転車を走らせる。背割り堤は水面から直角に近く、高さは3mくらい、幅は2mあるかないか?踏み外せば川にドボンである。自転車に乗って走ることじたい危険なシチュエーションで動画に挑戦してみた。

「インターネットのライブカメラが設置してあるかも」云々と喋っているのは、背割り堤の途中で監視カメラを見つけ、とっさにインターネットの木曽三川<木曽川・長良川・揖斐川>のライブ映像のことを連想したからだ。
堤防上より上流を見る(天神川排水機場より百ヶ峰が見える) 合流点の背割り堤
背割り堤の先端部 背割り堤を走る動画



背割り堤の先端部へ下る坂はさすがに危険なので下りた。水面まで下りると、合流した先の川面には多くの鴨が浮いていた。

あ、シャッターチャンスと思った瞬間、鴨達にも通じたらしい。「バタバター」一斉に飛び去られてしまった・・・
飛びたつ鴨たち



ホームページ | TOURING REPORT | 天神川1 | 天神川2(源流編) | 天神川3(支流の源流編)