下谷峠(しもたにとうげ)  233m (2008.4.18、2008.10.30) 地図 

島根県雲南市三刀屋町(みとやちょう)多久和(たくわ)−中野下谷
島根県雲南市三刀屋町多久和と中野下谷の間にある宍道尾道街道の峠である。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。

山陰と山陽の間で最も交通量が多い国道54号線。このルートの前身が宍道尾道街道だった。

鴨倉峠から国道314号線を経由して三刀屋町多久和へ、そこから県道176号線で峠へ向かう。峠下には写真のような一丁地蔵があった。


宍道尾道街道(しんじおのみち)
宍道町−加茂−里方−三刀屋−多久和−下谷峠−中野−日暮峠−須所−掛合−頓原−赤名−赤名峠・・・・・尾道
峠下の一丁地蔵



そこから少し登った所が峠だった。峠はごらんのような切り通しで、ちょうどこれから工事をするらしく、「工事中、片側交互通行」の看板を置きに作業員さんが歩いてくるところだった(^^;)

(工事中の看板を置きにくる作業員さん)



そのまま下って、中野下谷の交差点から次なる日暮峠へと向かった。

しかし「定本・島根県の歴史街道」によると、下谷峠には石仏群があるという。

あとでその記述に気が付いたが、峠にはそんなものは全くなかったし、雨という最悪のコンディションでは戻る気にもならなかった。
中野下谷の交差点



しかしレポートを書きながら地図をよく見ると、峠下の一丁地蔵の場所付近から道がもう一本出ていた。その道の存在には全く気が付かなかった。だとすると、正確には峠に行けてないことになる。

ということで、再度行ってみた。
ここからはリベンジで行った2008年10月30日のレポートである(^^;)
ここからがリベンジ編、一丁地蔵の先に道がある(12:54) 



峠下の一丁地蔵のカーブから真っ直ぐ入っていく旧道は確かにあった。しかも舗装されている。旧道に入ってすぐ。峠と思しき鞍部が見えてきた。大して登っていない。

旧道 しかも舗装されている。あそこが峠か?(12:56)



それでも峠手前のクランク状のカーブは急激に上がっていてタイヤをスリップさせないよう気を付けて登った。
峠には「定本・島根県の歴史街道」の案内のように石仏群があった。

下谷峠(12:58) 下谷峠の石仏群(13:00)



12基あるというのだが、狭いところに林立しているのと小高い所にあるのできちんと確認はできなかった。

下谷峠の石仏群(13:01)



峠の石仏群から下ると1軒の民家があった。そこから下っていく下谷の様子が見下ろせた。下谷までは屈曲もなく真っ直ぐ新道まで下りられた。

民家より(13:02) 下谷(13:04)



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