勢至堂峠(せいしどうとうげ) 732m (2007.10.19) 地図
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福島県須賀川市勢至堂と郡山市湖南町三代の間にある国道294号線の旧道(旧会津本街道)の峠である。会津本街道は若松城(福島県会津若松市)から東進し滝沢峠、沓掛峠を越え、猪苗代湖の西岸から黒森峠、勢至堂峠を越えて白河へ至る街道であった。そのため白河街道とも呼ばれた。 猪苗代湖の東にある御霊櫃峠から南にある三森峠は山道だし、諏訪峠は通行止めだったので、ここ勢至堂峠へ来た。国道118号線を通り、須賀川市江花から国道294号線方面へ入った。といっても旧道で江花の集落内を通った。 |
江花の集落 |
国道294号線に出て、道なりに登る。標高にして100mほど登ったところで、国道から左に旧道が分岐し、勢至堂の集落に入った。集落は古い家は少なく火の見櫓にノスタルジーを感じたくらいであった。
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国道から旧道へ入り、勢至堂の集落へ | 勢至堂の集落と国道の古い標識 | |
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火の見櫓 |
小さな集落を過ぎ絵花川を渡ると、旧道は行き止まりになるので国道へ上がった。国道を少し登るとトンネルがあり、その手前から旧道が分かれていた。明確な柵などはなかったけれど、通行止めの表示はしてあった。
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絵花川を渡ると | 旧道は行き止まり、国道へ上がる | |
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国道へ | トンネル手前から旧道が分かれていた |
天気も悪いけれど、この旧道・峠道も十分に暗い。暗いながらも傾斜がなだらかなので助かった。中腹に「殿様清水」なる湧水があった。立入禁止にしてあるし、下まで降りるほど喉も乾いていないのでパスした。その先に「史跡 太閤道」の標柱があった。ここは豊臣秀吉が小田原攻めの後に奥羽攻めをするときに伊達政宗に作らせて通った道である。そしてここが旧々道の峠道で、入って行けば楽しそうな山道だったらしいが、実地では入る気にもならなかった。
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なだらかな旧道・峠道 | 殿様清水 | |
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殿様清水 | 「史跡 太閤道」の標柱 |
ゆるーいヘアピンカーブの後しばらく登ると車道の旧道峠に到達した。やはり通行止めの標識が置いてあった。湖南町側はトンネルよりだいぶ下の方で、国道と合流するようなのでおとなしく勢至堂側に戻った。
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ゆるいヘアピン | 峠(勢至堂側) | |
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峠(湖南町側) | 湖南町側 | |
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湖南町側より |