根の上峠(ねのうえとうげ、脇沢峠)  840m (2005.6.19) 地図 

長野県南木曽町与川(よがわ)−大桑村野尻
長野県南木曽町与川と大桑村野尻を結ぶ与川道にある峠。

南木曽町読書(中山道三留野宿)から桃木峠を経て向田まで来た与川道はらんかん橋(写真とは別)を過ぎ、いよいよ根の上峠に登り出す。
木橋を渡る(11:16)



シングルトラックを登ると車道に出る。下の写真の橋から登ったところだ。車道を行くならそのまま登ればいいが、与川道は合流点から少し下り、谷川を渡る手前にある道標から山道に入る。

道を聞いた向田の人は山道は辛いよとのことだったが、道は広めだし勾配もきついと思わなかった。
与川を渡る車道の橋(向田) また山道に入る(11:20) 水飲み場(11:31)



途中、石仏道標という地点に来た。宝暦11年(1761年)に作られた石仏の道標で『右やまみち 左のじり道』と彫られている。右は大桑村長野、左は野尻宿に至る分岐点である。
石仏道標のある分岐点(11:38) 石仏道標(11:38)



広めの山道をさらに登っていくと、ようやく峠に達した。松原御小休処にもあったようなトイレもある。案内看板がにぎにぎしい。峠の先に車道があって合流していた。車道に合流してすぐにのぞきど高原フォレストパーク(フィールドアスレチック施設)への分岐点があった。
根の上峠(11:50) 根の上峠(11:50)



野尻側は旧道はほとんど車道に吸収されてしまっているので、車道を気持ち良くダウンヒルした。途中馬頭観音さんがあったが、それ以外見どころらしいところもなく一気に下ってしまい勿体ないような気がした。車道と国道との合流点にはコンビニがあって、逆に辿るときには食料補給に最適である。
馬頭観音(12:04) 国道合流点(12:11)



国道を横切って、中山道野尻宿へ入る。七曲がりと云われた道が曲がりくねった宿である。実はここまで辿った与川道。最後に道路工事中で野尻宿まで辿れなかった。その延長線の合流点が宿内にあった。

しかし、与川道にあんなに力が入っていた南木曾町に較べ、野尻宿内(大桑村)の無関心さはどうだ?隣り合った町村なのに、こんなに温度差があるのはいかにも面白かった。
野尻宿(12:25) 与川道との合流点(12:25