水越峠(みずこしとうげ 510m (2015.5.21) 地図 2.5万図

大阪府千早赤阪村(ちはやあかさかむら)水分(すいぶん)− 奈良県御所市(ごせし)関屋

大阪府千早赤阪村水分と奈良県御所市関屋との間にある国道309号線の旧道峠である。

現道はトンネル。トンネル手前から旧道に入る。旧道入り口に通行注意の看板がある。千早赤阪村といえば楠正成が立て籠もった千早城、上赤坂城、下赤坂城があるところ。

お城の名前は「赤坂」でも村名は「赤阪」。「大坂」が「大阪」になったみたいに、後世になると偉くなるんだね。そのくせ「水分」と書いて「すいぶん」と読ませるとはずいぶんな話である(-_-;) 峠が「みずこし」なら「みずわけ」と読ませても良さげに思うが。

峠道との分岐



国道の水越トンネル目前で旧道の峠道へ入る。すでに路駐の車が見えているが、まもなく道幅が狭くなる地点にトイレと観光案内図がある。この案内図、北が下になっているので、非常にわかりずらい。何にしても路駐の車は葛城山・金剛山へのハイカーのもののようだ。

峠道へ入る 道幅が狭くなる地点に駐車場
 
   



その証拠に道筋に下の写真のような木の歩道が設置してあるし、谷を詰めたヘアピンカーブのところにも同じような観光案内図があった。そして再び路駐の車が増えてくると峠である。

道筋に木の歩道 ヘアピンカーブ
   
 また路駐が増えてくると


峠からは葛城山への登山路があった。しかし、これだけ車があると興覚めである。

   



大阪側が割とすんなり登ってきたのに対し、奈良県側はクネクネ度が大きい。また視界も比較的開けている。

奈良県側の下りは クネクネして視界が開けている
   
ヘアピンカーブ付近



ヘアピンカーブを2回こなし、中腹まで下りてくると、祈りの滝があった。また水分神社という大阪側の麓と同じネーミングの神社もあるようだし、大阪側にある川も奈良側にある川も水越川となっている??? 2.5万図で峠から金剛山方向の道を辿ると双方向から来た水越川が分水している地点がある。この「分水」していることが大阪側の「水分(すいぶん)」という地名になったのだろうし、金剛山を源とする水が両方向へ流れる。というより、水が峠(尾根)を越えているという事実がここのネーミングになっていると考えられる(拙ブログ参照)

さらに下ると麓の展望が開けた。いまだに8%勾配の標識が出たりして結構な峠道であることがわかる。そしてスイッチバックのカーブを過ぎると・・・

祈りの滝
   
麓の展望
   
 8%標識  スイッチバックのカーブ



トンネルを潜ってきた国道と合流する。

国道に合流する
   
 麓近く  

しかしここでもまだ盆地の展望が開けているから結構な峠道なのだろうな。


 | 峠コレクションへ | 風の森峠へ