御坂峠(中美濃林道) 1075m (2009.6.26) 地図  

岐阜県関市洞戸(ほらど)高賀(こうか)−郡上市(ぐじょうし)八幡町那比(なび)
岐阜県関市洞戸高賀と郡上市八幡町那比の間にある中美濃林道脇にある峠である。高賀といえば高賀神社。そしてその神水といわれる高賀水は女子マラソンの金メダリスト高橋尚子がトレーニング中に飲んでいた水である。

しかし、この峠、わが掲示板に来られた方の紹介で初めて知った。その後、同僚のお報せもあって、行く時期を探っていた。今回、岐阜新聞社刊・岐阜県万能地図に出ていた寒八峠・鬼越峠の場所の特定ができたために併せて行くことにした。

道は片知渓谷(かたちけいこく)を遡ることから始まる。
奥板山から勾配が急になる



奥板山を過ぎると、急に勾配がきつくなる。奥板山真寄勢林道である。舗装とはいえ、かなりの劇坂である。その途中に千畳岩がある。滝のような渓谷になっているので休憩がてら下りていった。

片知渓谷・千畳岩



急坂を登っていくと道がカーブになるところに看板があった。「ふくべの森」の看板である。林道が登っていく周辺を保安林として整備しているようだ。そのまま次のカーブを曲がると視界が開けた辺りにトイレとまた看板が立ててある。片知周辺の絵地図である。さらに瓢ヶ岳(ふくべがたけ)や高賀山の地図も掲示してあった。

道がカーブする 「ふくべの森」の看板
トイレ 片知周辺の絵地図



そのまま、さらに登っていくと、3差路が現れる。10年ほど前の大晦日にニフティでオフ会をやったときはここから左へとり、高賀神社までダート林道下りをしたことがある。それが伝説のモーゼの十戒・海が割れるシーンの山猿版を見た所である。すなわち、すり鉢状の林道に出て食事中だった猿の群にダウンヒルをする我々が突っ込んでいったのだ。ビックリして両側の山に駆け上がる猿の群。両脇の山腹を駆け上がる猿が割れた海面の流れのようで映画の名シーンを彷彿とさせる光景であった!

3差路(8:15) 看板



ここから右へ行くのが中美濃林道・未踏の地域である。どこまで行けるかかはわからないが、峠おやじ的には「峠まで行ければいいや」である。洞戸方面、板取川の谷が見えている。いやひょっとすると高賀かもしれない。

中美濃林道に足を踏み入れる(8:29) 平成3年度の林道記念碑(8:30)



郡上市と関市との境界が峠のようになっていた。でもここは峠ではない(ー_ー) 看板によると中美濃登山口1011mなのだそうだ。車道にありがちな切り通しには違いないけれど、ややこしいポイントである。

郡上市と関市との境界線(8:43)
中美濃登山口1011m





境界線を越えると景色は郡上市側のものとなる。そうして稜線近くを辿っていくと、見えてくる麓も郡上市側、すなわち長良川の谷となる。遠くの山腹に二手に分かれる道が見えてきた。

二手に分かれる道(8:49) 長良川の谷
麓へ下る道(8:58)



そしてとうとう鞍部らしき稜線が見えてきた。しかしまた切り通しが出てきたり、なかなか近づかない。それでもとうとう舗装が切れた。ダートになったのだ!

鞍部らしき稜線(9:02) また切り通し(9:09)
なかなか近づかない(9:09) ダートになった(9:09)



そしてダート地点には一言「行き止まり」と朱筆された立て板があった!ちょうどその先である。少し窪まったところから山側に登る道があった。そこに看板があってここが峠なのであった。

「行き止まり」と朱筆された立て板(9:09) 山側に登る道(9:14)
御坂峠(9:16)



峠は高賀山への登山口も兼ねていた。そして高賀神社方面への下り道もあるようなのであった。高賀山と反対側の探索もやってみたかったが、ブンブンブン蜂が飛ぶ〜♪いや、音符どころではない。過去ミツバチにもスズメバチにも一度づつ刺されている身としては、アナフィラキシーショックが怖く、○○危うきに近づかずで、さっさと退散を決め込んだのだった(ー_ー)

反対側に高賀へ下りる道(9:16)
御坂峠(中美濃林道)




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