久須峠(くすとうげ) 293m (2009.10.24) 地図 

岐阜県七宗町(ひちそうちょう)神渕(かぶち)−関市中之保(なかのほ)久須
岐阜県七宗町神渕と関市中之保久須との間にある久須〜間見林道の峠である。

ここはネット検索で知った峠である。その根拠は情報元の管理人さんに貰った工事中の場所に掲示してあったという地図にも記してある。
工事箇所に掲示してあった地図



乳岩峠(廿屋峠)を下り、久しぶりの間見峠越えをして到着した神渕の間見。
その外れに写真のような分岐があった。探索したときには上記の地図のことは知らなかったので、分岐の手前にある家の住人に聞いてみた。
「峰越林道と名前は付いているけれど、峠名はない」
とのことだった。

「おかしいなあ?」
思案投げ首で1車線の道を登っていった。

間見のはずれにあった分岐を左へ 1車線の道を登る



分岐からいくらも行かないうちに峠に到着した。地図ではわかっていたけれど、あまりのあっけなさに拍子抜けした。関市と合併してなくなった武儀町の標識に貼ったガムテープがさらに剥がれて非常に見にくくなっている。現役でなくなるとこれほど廃になるのかと寂しい気持ちになった。

峠に到着 見にくくなった標識



峠から下った。久須側の方が距離が長い。麓付近で他の林道と合流した。そちらの林道には久須林道と書いてある。峰越林道ではなかったのか?

他の林道と合流した 久須林道
久須林道



合流点からさらに下ったところに村社石上神社があった。ようやく久須側の集落に着いたので早速峠の名前を確かめてみた。しかし結果は
「昔は山道すらなかったので峠名はない」
とのことだった。

集落の外れにあった道の合流点には「久須〜間見林道」なる標識が立てられていた。

村社石上神社
「久須〜間見林道」の標識

うーむ、間見の名前が冠せられている以上これが正式名称と考えざるを得ない。間見で聞いた「峰越林道」とは単に峰を越えているからという家族符丁のように思われる。したがって久須〜間見林道の久須峠が正解であろう。



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