小摺針峠(こすりはりとうげ) 190m (1971.5.3、2008.11.30) 地図 

滋賀県米原市番場(ばんば−彦根市中山町
滋賀県米原市番場と彦根市中山町の間にある中山道の峠である。

なぜ小摺針峠なんて名前かというと、摺針峠が大峠でその手前にある小峠に当たるからである。高校のときにも行ってるのだが、ウェブなどの中山道紹介ページなどで「小摺針峠」とされているので、やはり名前があったのかとほくそ笑んだわけである。

中山道・番場宿といえば、番場の忠太郎だ。
「おっかさん、忠太郎でござんす。」
渡世人の忠太郎が瞼の母を探して。なんて話だそうだが、「瞼の母」や最近では氷川きよし君の歌「番場の忠太郎」で歌われた番場である。
番場宿の石碑



その番場も昔ながらの家が残っているわけでもなく、所々に写真のような真新しい石碑が立つのみである。いままで打ち捨てられていたのに、最近の街道ブームや氷川きよしの歌にビックリし、これは観光資源だとあわてて取り繕ったというところであろう。

番場の宿から少し彦根方向へ行ったところに鎌刃城跡案内板があった。応仁の乱から戦国時代の山城で秀吉も関わった城だそうである。

番場宿の石碑 鎌刃城跡案内板



城跡の案内板から峠までそんなに時間はかからない。中山道がだんだん名神高速道路に近づいていき、高速道路の真横に来たところがピークになっている。行くたびにこれは峠だろうと思っていたが、中山道のサイトで見つけたのが今回行った後だったから、峠の写真も押さえていない(ToT) 

下の写真は峠直下の三差路に立てられた道標で中山道・摺針峠・番場 醒井と彫られている。ちなみにこの道標、昭和50年(1975年)の作だから私が初めて来たときにはなかったわけである(--;)

三差路の道標(小摺針峠側) 三差路の道標(南側)
三差路の道標(摺針峠側)



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