コカシ峠  330m (2007.11.15) 地図

和歌山県すさみ町江住(えすみ)−すさみ町防己(つづら)
和歌山県すさみ町江住と防己の間にある県道36号・上富田すさみ線の峠である。

江住の町から県道36号線に入る。
三尾川橋を渡って県道39号線に入る



この峠の名、コカシ峠って意味不明である。それぞれの麓集落は江住とツヅラ。このツヅラなら道が九十九折れになってることも多いので峠の名前になりやすいと思う。まあ、あえて言うなら峠が急とか狭いので転びやすい。の意味で「転かし」なら吉本新喜劇らしくて面白いのだが(^^;)

道はけっこう狭い。
登りの途中では海が見えるかどうか気が付かなかった。

狭い道を登る



峠近くからはさすがに海が見えた。逆光になるのできれいには写らないけどね。そして市町村境でなく、看板が見つからないのでわかりにくかったが、3差路のどれもが下っていたのでここが峠だとわかった。峠の岩盤がくり抜かれて石仏が納められていたことも峠の証拠であろう。

峠近くでは海が見えた 峠の手前
(3差路のどれもが下っていた) 峠の石仏



峠から下っていくと、防己の集落で県道38号線との分岐がある。真っ直ぐ進むと獅子目峠の旧道へ行ける。

しかし獅子目隧道を越えて反対側から入る方が入り口がわかりやすいと行ってみたら廃道みたいになっていたのと猟犬に吠えつかれたので諦めてしまった。

そういえば、防己と書いて「つづら」と読ませることだが、「つづら」は植物のツヅラフジ (蔓藤)のことで茎・根を輪切りにして乾燥したものを木防己
(もくぼうい)と呼び、薬用として鎮痛、利尿、消炎に用いるそうである。
防己の集落


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