貝梨峠(かいなしとうげ) 430m (2012.10.28) マピオン地図 2.5万図

岩手県八幡平市戸沢−谷地中(やちなか)

岩手県八幡平市戸沢と谷地中の間にある国道282号線の分水嶺峠である。

山に降った雨はその山の両側に流れ下る。それが日本海と太平洋のように正反対の海に流れる川になるところが分水嶺である。分水嶺は水が別れるところだから峠もあり得る。そんな分水嶺峠のひとつが貝梨峠である。

安比高原の大場谷地峠から下った旧安代町から登る。ここは東北自動車道の安代(あしろ)ICやジャンクションがある交通の要衝である。

八幡平市谷地田



町の中心地から峠まで標高差150mくらいだから、大して登らない。傾斜も緩やかなものである。しかし峠近くではさすがに登坂車線が現れた。

八幡平市滝の又
登坂車線 峠手前



そして、峠。登坂車線も終わり、八幡平市の分水嶺公園があった。

分水嶺公園



分水嶺公園には意味不明な塔が建てられていた。大場谷地峠付近にある経緯度交会点ならともかく、単なる分水嶺である。案内板によると町内を二分する位置にあるのは稀であるそうだ。峠が市町村境にないのは珍しいことではないがね(^^;)



公園内に古くなって打ち捨てられた分水嶺峠の看板があった。なかなか味わい深く、いつまでも残して欲しい代物だった。

貝梨峠
貝梨峠の看板



峠から下りだしてすぐに、梨ノ木峠への分岐点が現れる。梨ノ木峠も貝梨峠どうよう分水嶺峠である。

分水嶺公園前 下る



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