鍵尾峠  40m (2008.4.17) 地図 

島根県安来市(やすぎし折坂町おりさかちょう −飯生町いなりちょう
島根県安来市折坂町と飯生町の間にある広瀬清水街道の峠である。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。

清水峠を越えた街道は宇賀荘から鍵尾峠にかかる。低い峠ではあるが、飯生町へ行くのになぜ平野部を通らなかったのか?

それだけにどこか街道かどこが峠なのかハッキリしない。「定本・島根県の歴史街道」によると、写真の右の細い坂道を上がると広瀬藩領と松江藩領の境界にあたる鍵尾峠に至ると書いてある。


広瀬清水街道
門生−清水峠−宇賀荘−鍵尾峠
(折坂)−飯生(いいなり)−広瀬(尼子氏の本拠地)
折坂の地蔵堂(16:50)



現地でも地蔵堂の前にある案内板の向きは、この坂道を指してないし地元の人も峠を知らない。そこで案内板に書かれた1km先にある賽の神を探して左側の道を進んでみたり、右側の道を上がった峠付近でもアチコチ探したりした。その辺りは最後に載せたGPSログに記録されている(ー_ー)

案内板 細い坂道(16:57)



そんなこんなで右側の道へ入り、急坂を登って舗装が切れたところに石仏群があった。六地蔵ならぬ八体ある。これが麓の案内板にあった賽の神であろうか?でもここは1kmも来ていないぞ(--;) さらに登って広めの車道を横切った。その先はダブルトラックでもさらに道が柔らかめになった。

石仏群(16:58) 広めの車道を横切る(17:00)



そこは一番高いと思わせる地点だった。横は廃品集積場だし、まっすぐ行っても高度は上がらないし、通れそうな道は別方向へ下りていくようだ。左右の道を確認してもお墓へのアクセス道だったりするだけなので、ここが峠だろうと思った。

峠付近(17:02)
直進するのがいちばん街道らしく思える・・・(17:03)



そんなこんで登ってきた地蔵堂に引き返した。

GPSログを確認しても何でこの山に踏み込まなければならないのかイマイチ釈然としない。その気になれば山陰路を辿れば良いわけだし、謎の峠である。
GPSログ


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