出雲の旅   地図

   (2003.5.17〜24)      更新 2003.5.27
島根県仁多郡仁多町亀嵩にある 砂の器 舞台の地 の石碑
 中国地方の峠漁りをしてきたわけだから、「中国地方」と
 すべきであろうが、何と言っても中心は出雲であった。

 そして今回は峠越えより、その地方の特色の方が面白かった。
 そのため峠レポートは峠コレクションに譲り、レポートは
 観光旅行風エッセイとでもいうような内容にしてみた。








・・・・・
コース
境港−島根半島−大山−亀嵩−二本松峠−帝釈峡−赤名峠−たたら製鉄−月山富田城
 
今回の中国地方行き。峠越えと立ち寄り湯の組み合わせを考えていたときに目を引いたのが「亀嵩(かめだけ)。私らの業界では高級算盤(そろばん)の産地、雲州亀嵩として知られているが、一般的には松本清張の「砂の器」の舞台として出てきた所なのである。

 ストーリー
東京、蒲田駅構内で殺人があり、当初担当刑事は秋田県の亀田へ飛んだ。聞き込みから前夜、蒲田駅前のバーで東北弁の被害者と酒を飲んでいた男が話していた「カメダ」という言葉が手がかりとなったためだ。しかし、土地の名前や、亀田という姓の者も含め、解決の糸口はなかった。

被害者の住所は岡山県で東北地方とは縁もゆかりもなかった。捜査の中で出雲地方の方言と東北弁が良く似て聞こえることがあり、被害者が巡査として勤務した「亀嵩」(カメダケ)という地名がなまって聞こえたのが、聞き込みで得た「カメダ」ではないかと刑事達は推理しだした・・・
   亀嵩算盤のメーカー(町と駅との間にある)


学生時代に原作を読み、ストーリーより「カメダ」と「亀嵩(かめだけ)の符号の方が楽しかった私は、当時から地図ヲタクであった。

亀嵩には峠も温泉もある。しかもJR木次線(きすきせん)の亀嵩駅は駅長さんがおそば屋さんという有名な駅。

よぉし、絶対行くぞ!私のモチベーショーンがぐーんと上がったのは言うまでもない。ちなみに「砂の器」は1974年に映画化され、大ヒットした。後日岐阜県図書館にてビデオで確認した。この映画のために作曲された主題歌「宿命」は30年後にTV化された際にもストーリーを盛り上げた。
                亀嵩駅



境港市 地図

一応順を追っていこう。境港市には6年前にも行ったことがある。「日野川河口オフ」「名和町」に行ったときのことだ。

そのときも漫画家水木しげるの故郷、境港市には「水木しげるロード」があって「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめとする83体の妖怪たちのブロンズ像があった。
      水木しげるロード(ねずみおとこ)


島根半島

しかし、今回は観光ではない。中海との境水道を渡った島根半島にある峠群をやるのだ。ということで、境水道大橋を渡って、アタック開始。

3つほど峠をバタバタやっつけて、ふと気づくとSPD靴がペダルから外れない(--;) 片方のボルトが抜け落ちてしまったためだ。しゃあないので、無理矢理外して、昔のSPD靴で走ったが、ポジションが違ってきてるので違和感がある(T_T)

松江市内でクリートを探そうかとも思ったが、幸いなことに宍道湖沿いを出雲大社方面へ移動する途中でプロショップ発見。足下は新品のクリートに変わった。皆さん、SPD靴のクリートは時々点検が必要ですぞ。
              境水道大橋


てなわけで、クリート事件でモチベーションが低下してしまった。しゃあないので出雲大社も押さえてみた。おりよく?ジャズピアニスト世羅譲がここで里帰りコンサートをするということで準備をしていた。


              明日へ続く
               出雲大社


大山  地図

長期予報では今日(19日)は雨降りの予定だった。ラジオでも良くないと言ってるのに出雲の空はドピーカン(゚o゚)

そこで車で移動しながら予定変更。大山一周道路に踏み込む。ここは大学3年の夏合宿で来たことがある。米子から雨の中をヒルクライム。鍵掛峠は晴れてたが、最終日はみんな食あたりで苦しんだ。そんな思いを咀嚼しながら眺める道路はびっくりするほどアップダウンが急だ。昔は元気だったんだなあ(^^;)

              明日へ続く
           大山(鍵掛峠)




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