岩手県住田町(すみたちょう)上有住(かみありす)大洞−釜石市大松
岩手県住田町上有住大洞と釜石市大松の間にある県道167号・釜石住田線の峠である。 蕨峠を下り、上有住十文字で国道340号線に入る。国道を少し東進した山脈地交差点から県道167号線に入る。まずはと滝観洞(ろうかんどう)のある上有住駅を目指す。 |
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山脈地交差点から県道167号線に入る |
県道167号線にはいると、旧有住小学校がある。現在は廃校になって住田町民俗資料館になっている。展示物は似たり寄ったりのものだろうが、とりあえず昔のものは保管しておいた方が何もなくなるよりはましかもしれない。走っていくと気仙川の狭隘部になるためかセンターラインがなくなった。
山脈地交差点 | 旧有住小学校跡の住田町民俗資料館 | |
「上有住小松」の看板 | センターラインなくなる |
道ばたの看板には「この先、箱根峠幅員狭小のため」の看板が出ている。しかし。中埣(なかぞね)まで来ると、またセンターラインが復活。六郎峠へ行く県道180号線の分岐点が現れた。道は1車線になった。なった途端にゲートが現れた。箱根峠へはこのまま真っ直ぐである。
気仙川の谷をどんどん詰めると、仙人峠道路が現れた。国道283号線仙人峠トンネルのバイパスである。
「箱根峠幅員狭小」の看板 | 県道180号線の分岐点 |
「上有住大祝」の看板 | 仙人峠道路をくぐる |
仙人峠道路をくぐったところが大洞の集落である。直進するとJR釜石線の上有住駅と滝観洞(ろうかんどう)がある。集落手前から右折すると峠道である。入った途端にゲートが現れた。「釜石方面 通り抜け出来ません」の看板がある。いきなりの急坂に狭い道。これは前途多難である(ー_ー)
大洞の集落から右折して峠道に入る | ゲート「釜石方面 通り抜け出来ません」 |
「住田町、箱根峠」の標識 |
中腹には野生の鹿も出てきた。やはり車の往来がないと鹿も安心して出てこられるのだろう。頂上近くで森を皆伐した地域があった。小規模な間引きをするより一挙に切った方が管理も搬出もできるからだろうか?
野生の鹿 | 皆伐地域 |
そして峠。前後にある県道の標識に「箱根峠」の文字がある。やはり「釜石方面 通り抜け出来ません」の看板がある。
「住田町29km上有住、箱根峠」の標識 |
箱根峠(住田町側より) |
箱根峠(釜石市側より) |
「釜石27km、釜石市 箱根峠」の標識 |
念のため峠から少し下ってみたが。ご覧のように全面通行止めの看板が出ているのと、六郎峠にも行きたかったので住田町側へ戻った。