行者還(ぎょうじゃがえり) 1120m (2005.9.23) 地図
奈良県上北山村西原と天川村洞川の間にある国道309号線のトンネル峠である。
国道169号線の天ヶ瀬から分岐、分岐点から標高差600m以上を延々と登る。分岐付近
登るに従い、大台ヶ原山系が見えてくる。曇っているのでスッキリしないが、相当なスケール感である。分岐付近
道はウネウネと山腹をトラバースしていく。国道とはいっても生まれは林道上がりなので道は広くない。シコシコ登るうちに峠のトンネルに着いた。トンネルの入り口にゴールゲートのようなトンネルの看板が造ってある。そしてその看板を覆うようにステンレスの屋根。何とも不思議なお飾りである(じつはシャッターらしい・・・謎)。
しかしトンネルの中は真っ暗。よくこれで国道のトンネルと云えるものだ。この日のために(?)調達した超強力ライト・イノーバのおかげで恐怖心も浮遊感もなく通り抜けることができた。
天川村側には多くの車が駐車していた。行者還岳の登山口にでもなっているのであろう。しかしそこには何と車のオーナー目当ての露天商がいた。母娘がたこ焼きを焼く姿はまるでビーチのようだ。何か場違いな所に迷い込んだような気分だった。
上北山村側のトンネル入り口 天川村側
トンネルから下る。相変わらずの山腹トラバース道だ。小坪谷から布引谷へ移行する先に弥山から布引谷への大崩れした谷が見えた。
こういう土砂で埋まったのだろう。下流の川迫ダムなど殆ど土砂で埋まって使い物にならないように見えた。弥山の崩れ