権現峠(ごんげんだお)  435m (2008.4.18) 地図 

島根県飯南町いいなんちょう佐見(さみ)-下来島しもきじま保賀(ほが)
島根県飯南町佐見と下来島保賀の間にある宍道尾道街道の峠である。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。

山陰と山陽の間で最も交通量が多い国道54号線。このルートの前身が宍道尾道街道だった。

吹ヶ峠から下り、頓原の町を抜けた街道は佐見からの坂を登って峠に至る。


宍道尾道街道(しんじおのみち)
宍道町−加茂−里方−三刀屋−多久和−中野−須所−掛合−頓原−赤名−赤名峠・・・・・尾道
国道54号線の権現峠より佐見側を望む(石のモニュメントに注目)



峠から街道は国道から外れる。ちょうどその先に焼肉屋さんがあった。その名も「幸楽」。渡鬼(わたおに)である(^^;)。旧道にあるのでさぞ経営も大変かなと思ったら、まだ10時というのにこの雨の中、車が1台止まっていた。これはお客ではなかろうとたかをくくっていたら、お店の電気が点いていた。そして私が探索を終わる頃にその車が動いたので、お客さんだったようだ。

峠より保賀側を望む
焼肉「幸楽」



「定本・島根県の歴史街道」によると、峠から保賀・下三日市へは新しい農道が街道筋であると書いてあった。保賀地内には保賀峠もあるらしいが、それらしき道はどこにあるのやら?

焼肉屋さんの裏手を見ると何やら山道のような筋が見える。おそらくこれが街道の名残であろうが、この雨の中、探索する気にもならない。そのまま探索を続ければ保賀峠にも行けたかもしれないが、焼肉屋さんの下手にあった423mの水準点でお茶を濁した(ー_ー)

水準点といえば権現峠頂上の分岐にある写真に写る石のモニュメントも水準点のように見えたが、どんなものだろう?

山道のような筋(焼肉屋さんの裏手) 水準点


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