二重峠(ふたえのとうげ) 683m (2011.5.24)  地図 2.5万図

熊本県大津町瀬田−阿蘇市赤水的石
熊本県大津町瀬田阿蘇市赤水的石の間にある旧豊後街道の峠である。県道339号線、通称「ミルクロード」沿い、地形的には熊本平野から阿蘇の外輪山を越える地点にある。

加藤清正が作った清正公道(現・県道339号線)を使ってアクセスする。
清正公道の看板



清正公道は今では2車線の県道339号線になっている。しかし車道としてのクネクネ道の脇には参勤交代の道を記した標柱(掘が谷参勤道)もあって往時を偲ばせる。そして外輪山の天辺が近くなり、阿蘇市に入ると県道23号線との交差点に到着する。

清正公道(現・県道339号線) 掘が谷参勤道の標柱
阿蘇市に入る



県道23号線の交差点を過ぎて1km登った所に写真の「歴史の道、豊後街道、二重峠石畳」の看板があって、そこから入ると詳しい案内板があった。

県道23号線の交差点を過ぎて 1km登った所に
「歴史の道、豊後街道、二重峠石畳」の看板から入る



そこが紛れもなく二重峠で、お目当ての石畳もあった。峠には石造りの「豊後街道」の標柱もあって、雨に煙る阿蘇のカルデラが拡がっていた。下っていく峠道にも石畳が敷き詰められており、外輪山のカルデラ側は草地だったり急傾斜だったりで、かなり脆い地表だったのだろう。

二重峠 カルデラに下る石畳



石畳を下りていくと屈曲しながらも展望が開けた地点があった。晴れていれば今も噴煙を上げる中岳とか見えたのだろうが、ガスっていて麓のスロープしか見えなかったが雄大であることはわかった。

中腹の展望



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