府能峠(ふのうとうげ) 270m (2015.10.19) 地図 2.5万図

徳島県神山町(かみやまちょう)鬼籠野(おろの)ー佐那河内村(さなごうちむら)府能(ふのう)
徳島県神山町鬼籠野と佐那河内村府能の間にある国道438号線の旧道トンネル峠。

国道438号線を東に進む。峠の麓の集落、神山町(かみやまちょう)鬼籠野(おろの)。凄い地名である。その鬼篭野地内から佐名河内村(さなごうちむら)府能(ふのう)の間にある国道438号線の旧道隧道と旧峠である。はて、どっかで聞いたことがあるような・・・それは佐村河内(さむらごうち) (,_'☆\ バキ

まずは県道21号線へ入る。そのまま進むと現道のトンネルを潜るだけだからだ。
まずは県道21号線へ入る



県道21号線へ入ってすぐ、国道438号線旧道へ入る。
狭い旧道を登っていくと分岐が出現するが、そのまま真っすぐ行く。

すぐに国道438号線の旧道へ
登っていく 分岐は真っすぐ行く



薄暗い道を登っていくと旧国道の隧道が現れた。赤煉瓦仕立ての重厚なトンネルである。手前に神山町(かみやまちょう)鬼籠野(おろの)の地名看板がある。隧道の揮毫は「神山隧道」か「郡山隧道」か判読しずらい。

登っていくと 隧道が現れた
   
 旧国道の隧道  「神山隧道」か「郡山隧道」か
   
 神山鬼籠野の地名看板



隧道に突入し、佐名河内村側へ出る。神山町側では判読しづらかった揮毫が「府能嶺隧道」と書いてある。しかも右側から書いてある(゜o゜) しかし「府能嶺」とはなんぞや? 山とか峠とかいう意味じゃろうか。佐名河内村側の入り口から左方向へ道が登っている。地図上の峠らしき鞍部にも行けそうに見える。

佐那河内村側 赤煉瓦仕立ての隧道壁
   
 府能嶺隧道  
   
隧道の左を見ると 峠方向?



そこで神山町側の分岐まで戻り、神山町小原の集落へ行ってみた。

集落まで行くと、送電線が見えた。送電線は峠の東側にある。あれを目指せばいいのだな。

神山町側の分岐を右へ
   
神山町小原の集落。上に見える送電線を目指せばいいのだな
   
   



ということで天辺の集落に登ってみた。鞍部らしき地点にはお地蔵さんとお墓と鐘があった。そして隣には大きな施設が・・・鶏舎かと思ったら椎茸プラントだった。その建物の横を通っていくと、下っていく道があった。印象的な松の横を降りていく。これが隧道横に出る道に違いない。またぐるっと迂回して麓の集落(西府能)へ行く道もある。棚田がきれいだ。

そこで神山町小原の集落へ戻り、地元の高齢者に尋ねてみた。
「上の椎茸施設の場所が峠ですか」
「そうだ。昔は大きな看板もあったが、誰かが抜いてしまった。神山と佐那河内の境だ。お地蔵さんや鐘のあるところだ。」
とのことだった。

 
 
 
 


こうして峠をゲットできたわけだが、名前はあるのか?2.5万図では「府能隧道」「新府能トンネル」となっているし、ネットでも「府能峠」で結構ヒットするから、これを正式名称とすれば良いだろう。

峠から下る。展望が開けているので楽しく下れる。現国道のガードが見えてくる。

下る
現国道のガード



2度ガード下を潜って、現国道と合流する。

現国道に出た



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