吹原峠(ふきはらとうげ) 238m (2011.5.25)  地図 2.5万図

大分県佐伯市直川(なおかわ)吹原佐伯市長谷(はせ)(ととろ)
大分県佐伯市直川吹原と長谷轟の間にある県道603号・赤木吹原佐伯線の峠である。

しかし、この2.5万図で峠の東方向に出てくる集落、轟には「ととろ」とフリガナが振ってある。「とどろき」なら滝の音が轟いているからなんて解釈ができるのだが、「ととろ」ではスタジオ・ジブリしか連想できなくなるので困る。本当のところはどうなんだろう?

国道10号線の直川栗林地区から県道603号線に入る
県道603号線、直川栗林地区



県道603号線は鉱泉センター直川などの前辺りまでは2車線道だが、直川ダムへの道と分岐した途端、1車線になる。

直川ダムへの道(右)と分岐した途端 1車線になる



そして峠の名前にもなっている吹原の集落や富尾神社の前あたりでは2車線が復活するがすぐに1車線になり、峠道に入る。

富尾神社と吹原集落
峠道に入る



さほどの急坂ではないけれど、そこそこの傾斜の峠道を登る。そして高さ2.2mの標識のある轟トンネルが現れた。

そこそこの傾斜の峠道を登る
轟トンネル



で、そのトンネルの手前には佐伯の看板もあった。つまりここが平成の大合併前の境界線で峠なのである。トンネルの名前は前出のように轟トンネルと言うそうで、レンガ造りの重厚なものである。

吹原峠(直川側)
レンガ造りの隧道



トンネルを潜り、佐伯側に出てみると、やはり市町村合併前の直川村の看板が出ていた。こちら側もレンガ造りで苔むしている。ただこういうトンネルにつきものの扁額が見あたらない。「轟隧道」なんてあったらチョー格好いいのになあと心残りであった。

吹原峠(轟トンネル)
吹原峠(佐伯側)
扁額は見あたらない



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