岩手県大船渡市日頃市町(ひころいちちょう)大沢−釜石市唐丹町(とうにちょう)
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岩手県大船渡市日頃市町と釜石市唐丹町の間にある県道193号・唐丹日頃市線の峠である。 六郎峠から下りてきて、日頃市町の関谷で国道107号線から県道193号線に入る。 |
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県道193号線に入る |
県道193号線に入る。はじめは2車線である。鷹生川(たこうがわ)の谷を遡る。坂を登ると鷹生ダムがあった。オーソドックスな重力式のダムで2006年にできたばかりの県営ダムだそうだ。
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県道193号線との交差点 | 関谷の標識 | |
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鷹生ダム |
ダム湖を過ぎ、峠道が始まる手前に五葉温泉があった。峠の背後に聳える山は五葉山だし、ダム湖も五葉湖である。道もいよいよ1車線になった。ゲートを過ぎるとクネクネ道も始まった。
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五葉温泉・五葉山・赤坂峠 | 1車線になる |
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ゲート | クネクネ道 |
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登るにつれ、路傍に鋭角に尖った岩が頻繁に出現する。崖っぷちでないのが面白い。なだらかな山の斜面をトラバースするように道は登っていく。
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鋭角に尖った岩が出現 | |
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なだらかな山をトラバースしていく |
そして峠に到着。笹があったり、赤いツツジが咲いていたり、五葉山の鞍部というより急な高原といった風情である。峠は五葉山への登山口になっていて、五葉山神社の傍らには県立自然公園五葉山の案内図もあった。五葉山は江戸時代、仙台藩の「御用山」とされ、この「御用」が後に「五葉」となったそうである。
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赤坂峠(大船渡市側より) | 赤坂峠(釜石市側より) |
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赤坂峠(大船渡市側) | 赤坂峠(釜石市側) |
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五葉山神社の傍らにある県立自然公園五葉山の案内図 |
峠から振り返ると鷹生ダムや走ってきた橋などが見えた。赤坂峠の看板などを収めながら峠から下り始める。
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峠から鷹生ダムが見えた | |
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赤坂峠の看板 | 下り始める |
釜石側も適度なクネクネがある。中腹に赤いゲートがあった。ここまでで赤色のものはツツジとこのゲートくらい。じゃあ、なんで赤坂峠なの?語源辞典で「赤」を調べてみても色の赤と関係してるとは限らないそうで、どういうネーミングか定かではない。
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クネクネ | さらに県道193号線に入った |
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赤いゲート | 釜石市荒金 |
下っていくと道路の損壊が目立つようになった。明らかに震災の影響であろう。熊野川の川筋まで下りてくると護岸が崩れた箇所や津波の跡とわかるものが現れる。家々は土台しか残ってないし、三陸鉄道南リアス線の橋は落ちてしまっている。辛うじて国道45号線の橋が健在なのが救いである。
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道路の損壊が目立つ | |
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護岸が崩れた箇所 | 津波の跡 |
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