赤松太郎峠(あかまつたろうとうげ) 153m (2012.5.23) 地図 2.5万図

熊本県芦北町田浦町−八代市二見赤松町

熊本県芦北町田浦町と八代市二見赤松町の間にある国道3号線の旧道峠である。津奈木太郎峠・赤松太郎峠とともに三太郎峠とよばれ、薩摩街道時代からの難所の1つである。

田浦町からまず県道254号線に入る。御立岬(おたちみさき)と書いてある信号交差点である。
田浦町の信号から県道254号線に入る



県道に入って、すぐに旧道との分岐がある。そして旧道に入ると薩摩街道の道標があった。道は1車線。少しづつ登りだす。そこにわけのわからない石碑が現れた。明治10年になっているので西南戦争の鎮魂碑かなんかのように思う。

すぐに右折して旧道(看板、赤松側)に入る 薩摩街道の道標
謎の石碑



旧道はゆったりとだが、着実に高度を上げていく。前の○○太郎峠と同じように旧薩摩街道といっても実際に走っているのは明治の道であって、本当の薩摩街道はどこへやらというものである。

旧道 赤松雨量観測所


そして峠近くまで来て、ふたたび薩摩街道の道標が現れた。どこからか合流してきたらしい。そして峠は岩山が迫る荒涼とした風景だった。赤松太郎という松茸が生えそうなネーミングの割には荒れ果てている。峠には倉庫のような廃屋や廃車があるし、とても寂れた所だった。

ふたたび薩摩街道の道標る
赤松太郎峠(赤松町側)
赤松太郎峠(田浦町側)



峠から下る。1車線だがすぐに国道などが見えてくる。国道との合流点間近に大平眼鏡橋がある。国道から見ると煉瓦造りの眼鏡橋が見えるのだが、橋の上からはわからない。石碑がわかるだけである。

峠から下る
国道などが見えてくる 大平眼鏡橋の碑



そして国道3号線に合流。返す刀で鷹口峠攻略のため、国道3号線の赤松隧道の手前を左折した。

国道との合流点 赤松隧道



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