熊野本宮への道1   地図

   (2003.4.27)      更新 2003.5.11
熊野本宮大社
 昨年秋から取り組んでいた熊野古道もメインルートとしては
 残すところ、熊野本宮付近だけとなった。
 伊勢路に続く本宮道も北山川沿いはルートファインディング
 しても峠はないし(^^;)、後は中辺路。

 ということで、先回やり残した岩神峠から熊野本宮までの
 道がフィナーレを飾るわけである。








・・・・・
コース
請川−川湯−湯の峯温泉−串峠−武住(ぶじゅう)−岩神峠−三越峠−たっくん坂−発心門王子−伏拝王子−
熊野本宮大社−−大日越−湯の峯温泉−請川
 
先回、あと少しというところで断念した「熊野本宮への道」。
昨日の本宮道が風伝峠・通り峠を越えた後、北山川沿いに本宮大社まで来るわけであるが、古道が残っていないようなので、フィナーレはやはり中辺路から古道を通って熊野本宮大社へなだれ込むのがふさわしいと思う。

先回の続きをやるために考えたのは熊野川沿いにある請川から国道311号線経由で岩神峠直下までアクセスする周回コース。朝6時半にスタート。大塔川の河原に温泉が涌く川湯温泉を経由し、まずは小栗判官蘇生の地として有名な湯の峯温泉へ。
       川湯温泉(河原に温泉が涌く)



串峠  地図

温泉の朝は朝市。おみやげなどを買いつつ、将監の峰から串峠へ。

串峠は四村川の潜入蛇行でできた谷同士をショートカットしただけのもので、国道311号線の旧道である。この旧道は湯の峯温泉から熊野本宮へ行っていた。現在のトンネルだらけの国道からは想像できないような道筋である。
              湯の峯温泉                  串峠



現国道に合流して、どんどん高度を上げていく。武住(ぶじゅう)トンネルなど、大昔は武住峠が山の上にあったが、便利になったものである。

道湯川橋の手前から林道へ入り、熊瀬川の谷を遡る。
      現国道との合流点(串峠口バス停)      道湯川橋の手前から林道へ入る



岩神峠   地図

草履峠から下りてきた熊野古道が、熊瀬川を渡る地点。ここが前回まで到達したポイントであった。気持ちも新たに熊野古道、岩神峠の道へ突入した(9:00)。

この前後の急坂については、西の草履峠の坂を女坂(めざか)、東の岩神峠を男坂(おざか)といい、両方あわせて女夫坂(めおとざか)といった。そしてその中間点にあった茶屋を仲人茶屋とよんだそうだ。のっけの急坂は効いたが、聞きしには劣る坂だった。
            仲人茶屋付近             岩神峠(男坂)



後ろから熟年のおばちゃん2名が登ってきた。この前の若者2名と同じように同行できればいいのだが・・・

彼女らとはつかず離れずの間隔で登った。峠には9:32到着。せっかくだからと、おばちゃんハイカーに写真を撮って貰った。
                岩神峠頂上                岩神王子跡



三越峠  地図

峠を下り、林道を横切り、湯川沿いに下っていく。私は写真を撮りながらであるし、彼女らはほとんど休まない。で、乗車ポイント以外は私が遅れがちになる。

おぎん地蔵、蛇形地蔵を過ぎて、湯川王子に達する(10:29)。いよいよ三越峠への登りだ。
             湯川沿いの道             湯川王子


とはいっても大した傾斜でもなく淡々と担ぎあげるだけ。峠には林道が通っていて広場になっている。熊野古道はその林道峠を斜めに横切っている。

峠には休憩所が設置されていたので昼食をとった(11:00)。
                     三峰峠



三越峠から下り出す(11:15)。山道やシングルトラックは長くなく、まもなく林道に出る。しかし船玉神社や猪鼻王子付近は林道から外れて山道状の古道になる。
                 猪鼻王子




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