湯山峠 944m (2011.5.27)  地図 2.5万図

熊本県水上村(みずかみむら)湯山−宮崎県椎葉村(しいばそん)矢立
熊本県水上村湯山と宮崎県椎葉村矢立の間にある国道388号線の峠である。

不土野峠を下り、水上村役場の前で国道388号線に入る。
国道388号線と合流(水上村役場前)



国道に入ると役場前からいきなりループ橋に突入する。不土野峠でも出てきた市房ダムがあるため、高度を上げなくてはならないからだ。市房ダムのダム湖の先にあるのが湯山温泉郷である。そう、この峠の由来となった地名である。また市房ダムの由来となった市房山に関する看板も出てくる。ここは九州中央山地国定公園なんだな。ところで市房ダムは球磨川のダムだけど、不土野峠が球磨川の源流部に下りてくるのに対し、湯山峠は球磨川の支流・湯山川の谷を遡る。

国道265号線と県道142号線の分岐を右へ 市房ダム
水上村湯山の標識 湯山温泉郷
湯山と市房山の看板 九州中央山地国定公園と市房山の看板



湯山温泉郷を過ぎ、舟石の集落付近で坂がきつくなる。「5km先幅員減少」の看板も出てくるし、ヘアピンカーブを何個かかまして高度を上げる。

「5km先幅員減少」の看板 舟石付近のヘアピンカーブ
ヘアピンカーブ



そして予告通り、道路幅が狭くなった。普通車同士の離合もむつかしいくらいの道幅である。これでも国道だからね、酷な方の。それでも道の状況はけっこう良い。

幅員減少
酷道388号線



この峠道は前出のとおり湯山川の谷を遡るため、この辺りから谷の斜面をトラバースしながら登っていく。そして峠到着。峠が村境(県境)になっていないので何だか気分が乗らないなあ(~_~)

斜面をトラバースしながら登る



そして峠から下る。まだ境界線を越えてないので、標識は当然「水上村湯山」である。そして下りながら村境・県境に至る。こちらは矢立川の谷である。

峠から下る まだ水上村湯山
県境 熊本県側
宮崎県側


県境から少し下ると矢立の集落に出会う。高原状の谷になっているのだ。そして矢立が終わる辺りで道幅が狭くなる。

矢立の集落
幅員減少



再び一車線道になった国道はまたまたヘアピンカーブを繰り返しながら下っていく。

ヘアピンカーブが多い



そして突然分岐点は現れた。下から登ってきた国道265号線とスイッチバックのように合流する。国道265号線は飯干峠を越えて椎葉村へ行くのである。

国道265号線と合流する 国道388号線と265号線の分岐



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