横垣峠・坂ノ峠 280m (2003.4.26) 地図(横垣峠) 地図(坂ノ峠)
・ 熊野古道は熊野市有馬で二手に分かれる。一方は海岸伝いに新宮や西国三十三カ所をめざして南下する浜街道(巡礼道)。もう一方が、山間を進み、熊野川を渡って本宮大社へ向かう本宮道である。
本宮道へ入り、御浜町神木から風伝峠手前の阪本へと越えるのが横垣峠だ。国道311号線、神木から峠道へ入る。神木の分岐点
みかん畑の中を登っていく。農作業をしていた人が教えてくれた。
「横垣峠なら林道から行ったら楽やなのに」
そう言われれば道中、林道が見えつ隠れつしていた。でも古道フリークはオリジナルな道を辿りたいものなのだ(^^ゞ・
・ 道は雨水が流れた後があって、土主体の道なので表土が流失しないか心配になる。
中腹で林道と出合うが、すぐ階段登りへ移行する(ー_ー) ・ 林道出合地点
どんどん登っていくと、横垣地蔵(水呑地蔵)がある。ここは弘法大師が通りかかった際に杖をつついて涌かしたという湧水が出ている。
熊野古道に限らず、この手の話は非常に多い。行脚修行、遍路(辺地)宗教の高野山関係者が作った現世ご利益(ごりやく)、プロモーションの産物である。昔も今も宗教関係者の知恵にはおそれいる。・ 横垣地蔵(水呑地蔵)
・ 峠に到達すると、大きな石碑と木の峠名標注があった。峠からは熊野灘が遠望できて、まことにええ景色である。 峠名石碑と木の標注
下の方に林道が走っているのも見える。ここは山の鞍部ではなく支尾根を乗っ越す所なのだ。 ・ 熊野灘
・ 峠で昼食をとってから下り出す。下っていく途中に「坂ノ峠」がある。ここも尾根の乗っ越しであるが、尾根の鞍部になっている。 坂ノ峠
ここから本格的な石畳が始まる。神木(こうのぎ)流紋岩を使った美しい石畳だそうだが、やはり滑りやすくて、びびった。 ・
・ 麓の一歩手前で林道と合流する。 林道との合流点
折山神社付近で阪本に出ると、きれいなトイレがあった。ここ阪本は紀州犬のふるさとなのだそうだ。紀州犬は野犬と狼の交配種だといわれており、秋田犬・土佐犬とともに国の天然記念物に指定されている ・ 阪本のトイレ