タラガ谷越 680m (1997.4.29) 地図 2.5万図

岐阜県郡上郡八幡町高畑−武儀郡板取(イタドリ)村加部

     加部の分岐点
国道256号線になっているが、道幅といい作り方といい立派な山岳道路である。おまけに冬季(積雪時〜3月いっぱい)通行止めという素晴らしさには涙がチョチョ切れてしまう。郡上側からはアクセスが長いので板取側から登るのが望ましい。
板取の加部から登り始める。谷川が横を流れている中腹でも結構急だが、道が川を横切るようになると九十九折れの厳しい登りになる。横切る川は滝状態で、岩盤むきだしの崖がそこここに見られる。これはもう道というよりジェットコースターのようなものである。救いは路面がいいことだけだ。1995年頃のダート状態も知ってるけどあのときは酷かったね。
とにかくやっとの思いで峠に着くと、お地蔵さんと送電線が出迎えてくれる。寛政とか文政の文字が読みとれる。しかし苦労の割に峠は平凡なものなのでガッカリする。
郡上側も道は良いものの下り始めは相当な激坂が続く。郡上側には2ヶ所立派な水場がある。高畑の温泉宿を下に見ながらドンドン下っていき、東海北陸自動車道のガードが見えると峠道も終わりになる。しかしここはホンマに国道なんだろうか?
さすがにこのままではいけないと考えたのか麓の板取川の畔ではトンネル工事が始まっていた。この地点に掘るならば相当便利に違いない。立ち寄り温泉、板取バーデハウスはここより上流にあるのだから・・・