熊本県人吉市田野町−鹿児島県伊佐市大口木ノ氏(おおくちきのうじ)
熊本県人吉市田野町と鹿児島県伊佐市大口木ノ氏との間にある国道276号線の旧道峠である。 読み方が国土地理院の2.5万図には「くしきとうげ」となっている。しかしネット上ではほぼ「きゅうしちとうげ」で統一されているようなので私も「きゅうしちとうげ」で行くことにする。 まずは人吉市内から国道267号線に入る。 |
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人吉市内から国道267号線に入る |
2車線道路を淡々と行く。まずは球磨川の支流、胸川の谷を遡る。
胸川の谷を遡る |
かなり登ったところで西大塚トンネルが現れる。ここで標高は500mである。トンネル手前から旧道が始まる。
旧道分岐 | 西大塚トンネル |
旧道の峠道 |
旧道はすぐに1車線になる。しばらく山間の道を登っていくと、高原に出る。田野町である。田野小学校前で標高は660mになっている。
1車線になる | |
田野町 | 田野小学校前 |
さらに登る |
まだ峠に着かないのに県境の標識が現れた。こういうところはたまにあるのでそのまま登ると、サミットに久七峠の石碑があった。昭和34年に株式会社勝呂組が寄贈したとある。当時の道普請を請け負ったのだろう。
日奈久の町が見える | 久七峠 |
久七峠の石碑 |
峠から下る。途中落ち葉散り敷きの路面があったり、そこそこ廃であった。そして360度ターンのようなヘアピンカーブも凄かった。
峠から下る | 落ち葉散り敷き路面 |
360度ターンのようなヘアピン |
そして西大塚トンネルの出口で現在の国道と合流。トンネルの長さが470mしかないのが不思議なくらい旧道のクネクネ度合は面白かった。
西大塚トンネルの出口で現在の国道と合流 | 国道との合流点 |
なお、トンネル出口にあった九州自然歩道の標識には「きゅうしちとうげ」とローマ字が振ってあった。